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2012.05.01
与野 上落合公園を散歩する

カメラ;
 iPhone 4S  (画像添付時に約30%程度に圧縮)


 春、たけなわ。

 今年の桜は少し開花が遅かった様に思うが、例年のように見事に咲いて充分に楽しませてくれた。

 桜花の持つ優美さは春の浮き立つ気分にぴたりと合って、その柔らかい雰囲気はまた格別のものだろう。そうして盛んに咲いて愉しませてくれた染井吉野(ソメイヨシノ)もすっかり散ってしまい、その後には八重桜が満開となっている。

上落合公園 上落合公園の様子

上落合公園
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 旧与野の上落合公園は、緑が豊かな都市公園だ。

 決して広いというほどではないが、広場もあり遊具もあって、さらに園の一角は縁豊かなケヤキ林になっている。

 大きな染井吉野の樹が広場の中央にあって、桜の夜にはその下で幾晩か宴が張られる。近所の人達が料理の持ち込みで美しく浮き立った「夜桜」を楽しんでいるのだった。その広場の横に、まるで並木道の様に樹林の間を縫って遊歩道が通っている。その遊歩道を取り巻いているのが、八重桜の木々なのだった。

 ソメイヨシノが散ってから暫らくすると、今度はその八重桜が最盛を迎える。八重桜は花持ちが良くて、咲いている期間も長いし、多少の風雨でも大丈夫。だから、数旬を眺めて楽しめる事になる。

上落合公園
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 もう、ひと昔も前の事になってしまったが、子供が入園前の頃、家人がこの公園を舞台に育児サークルの活動をしていた。

 周辺のいくつかの公民館などでもサークルの活動はあったが、多くは上落合公園を中心に未入園の子供たちがそれぞれの母親に連れられて集っていた。

 そうした中で「お花見の会」が企画されて、サークルに参加していた家族一同が集まったのだった。両親と子供たちなので、かなりの人数になって、それは賑やかで楽しいひと時だった。

 翌年は与野公園でのお花見に変わったが、どちらの桜も見事なものだった。

上落合公園、紅葉する桜 上落合公園、紅葉する桜
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 ゴールデンウィークの一日。

 今日はメーデーなのだが、暦は平日なので出勤日になっている。新都心駅に向かう通勤のコースなので、いつもこの公園内を横切っているが、この日は長く楽しませてくれた八重桜が散って、素晴らしい様子だった。

 樹林の遊歩道がジョンブリアン色やピンク色の花弁で埋め尽くされているのだった。思わず立ち止まってしまうほどの、その景色に暫らく見とれてしまった。

上落合公園、紅葉する桜
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上落合公園 公孫樹

 秋の紅葉の時期になると、公園入り口に並んでいる銀杏の木が色づく。

 ケヤキの紅葉が素晴らしくて何度か撮影をしているが、そのケヤキの葉が落ちた後に色づきを濃くするのが、銀杏の木々だ。12月の中旬あたりが見ごろで、神宮外苑の並木などと同じ時期。

 小、中学生の頃に住んでいたのは前橋で、八坂神社の裏手にある家だった。狭い借家であって、受験勉強に専念するために、3年生の頃は広かった祖母の家(本家)に寄宿していた。年末に暫らく振りで家に戻ったら、前の神社の大銀杏が見事に紅葉していた。

 その時に初めて、銀杏の紅葉を意識したのだった。神社の境内は幼少の頃からの私の遊び場で、毎日のようにその銀杏の下で遊んでいた。あまりに幹が太いので、登ることなどできなかったが、周辺の銀杏は普通の太さだったので、私は好んで木登りをしたものだ。

 緑の深い葉が冬が近づくにつれて紅葉していったが、落ちている葉の記憶しか残っていない。あまりに身近だったから、全く染まる木々の様子を意識していなかったのだろう。いつの年も、黄色く染まった木々の様子に何かを感じた事はなかったのだった。
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公孫樹 上落合公園、八重桜

 今年はソメイヨシノを追いかけた。

 飛鳥山や与野公園や大宮公園、霧敷川など自宅周辺の普段行く場所へ花見には行かなかったのだ。気が付いたら周辺の桜がもうすっかり散っていて、まるで愉しむ事が出来なかった。
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八重桜

 そうした事もあって、さいたま周辺の桜がすっかり散ってしまった後に、前橋やその山間の桜を追いかけたのだった。

 毎年の事なので、桜が咲くのを楽しみにしている。

八重桜
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