オーディオのインデックスページへもどるオーディオ のページへ        Top Pageへ移動 Top Pageへ移動       このページを閉じる 閉じる

オーディオ : オーディオという趣味について
ビジュアルを支えるもの      2010.07 追記

<ビジュアルを支えるもの>  2009.05.17

 毎年新たに発売される製品群。「オーディオは趣味」といったが、新製品は勿論、型落ち品(旧式のもので大分安くなる)に関しても、ここ暫くの間は購入することは無かった。

 ビジュアル機器が家庭内で大きな位置を占めてきた背景のなかで、多くのオーディオ・マニアがビジュアルマニアへ移行した事と思う。時代の流れであろうが、かく言う私も同様にビジュアル路線への投資の道を歩んできている。オーディオ機器よりも映像製品へ視点が行っていたせいであろう。

 さて、ビジュアルの流れの中での画期となるのは、東芝の「VHDディスク」とパイオニアの「レーザーディスク」など、ビジュアル用メディアの新規開発と再生用の民生機の登場であろう。ビデオで言えばSONY陣営の「Beta方式」とビクター陣営の「VHS方式」が拮抗していて、いまだ未決着であった時代だ。

 シーケンシャルにしかアクセスできないテープと違って、光(磁気)ディスクはランダムなアクセスが可能となっている。操作性が格段に異なるのはご存知の通りだろう。ディスクを挿入してのチャプター検索による一発表示は、実際に体験したときは驚き以上に「感動」があった。ビデオのようにテープ自体や再生用のヘッドに負荷をかけて読み飛ばす必要がないのだから、操作する度に素材(メディア)にダメージを与えているという不安も消えた。

 数十年、コンテンツを再生する多様なメディアとフォーマットの開発によって、私達の映像環境は見違える変化を享受した。先に書いたランダムアクセスによる便利さの享受などは最たるものだが、さらなる恩恵として生活の中で「タイム・シフト」することが可能になった。ビデオ(さらにはHDレコーディングドライブ)などの登場で上映時間や放送時間を気にする必要が消えたためだ。

 自宅に居ながら、さらに自分の都合に合わせた時間を選んで、好きな内容を存分に見られる。しかも任意に中断・継続が出来るという夢のような世界が実現したのだ。

 少年の頃、テレビ番組を見ているときの一番の問題は放送途中でトイレへ駆け込むタイミングをいつにするか、という点であった。常時、定番の番組を見るには決死の覚悟が必要であった。放送されるチャンネル数がそもそも少ないし、その上レンタルやペイパービューなどは存在しておらず、再放送は半年以上は待たなければならない。だから、毎週決まった曜日の決まった時間を欠かすことは出来なかったのだ。

 余談だが、前橋の夏(梅雨明けからお盆辺りまで)は「夕立(ゆうだち)」と呼ぶ雷雨が多く、文字通り夕暮れから宵の口にかけて激しい雷雨となる。当時は落雷による停電が多くて、一時間やそれ以上はいつも送電が途切れたものだ。その間は当然、テレビは見れない。また雷が鳴り出すと、家中の電気を消したり(雷除けのおまじない?)もしたので、夏の間は祈るような気持ちであった。


 そうして得た画像再生の自由は、家庭内での映像の高画質化、高品質化も促した。テレビはより大型化していったし、画像を支えるための音声として「サラウンド」の技術が登場した。

 遥かな昔、「デンオン」が(カタカナ社名であった)クラシックでの音場再生を工夫し4chステレオ・システムを開発したが、残念ながらそれは業界に広がることは無かった。その動きは「音楽再生」に収束されていたからだが、サラウンドは音楽よりもむしろ「映画」や音響を伴った映像がその舞台だ。そこが現在の主流を築いた点であり、先発の4chステレオとの違いだろう。サラウンド・システムは各地の映画館へ導入され、その体験により幅の広い支持を得たことによって順次家庭へと広まっていったのだ。

 私も「老人力」が溢れ出してきたためにいまひとつ記憶が定かではないが、大学生の頃に東銀座で見た「スター・トレック」の封切り映画が私のサラウンド初体験だったように思う。映画館を揺るがすようなリアルな音響で、ビージャを包んだ雲が現れる最初の方のシーンなどは今までに無い臨場感に溢れ、映画の開始早々から圧倒された記憶がある。

<サラウンドでの再生 ― Dolby 4CH>

 その臨場感は迫力に満ちていたので、就職して自前で稼げるようになると、早速、一連の再生機器を買い込んだ。

 東芝のVHDディスク、アイワのBetaビデオ、NECのサラウンドアンプなどだ。その後パイオニアのレーザーディスクも購入した。メインとなる左右のフロント2chと、音場を再現するためのリアサラウンドの2ch、合計、前後左右の4chでの再生システムだった。

 例えば、ユナイテッド映画の「バック・トゥー・ザ・フューチャー」。巨大なスピーカーの前で主人公のマーティーがアンプのボリュームを徐々に上げていくシーン。

 アンプのブーンという底鳴りのようなノイズがボリューム操作と共に部屋を満たしていく。ピックで弾いた弦がアップになった瞬間、音がスピーカーから爆発して主人公が飛ばされていく。その爆発のリアルさ・・・。

 日本製のアニメで「銀河鉄道の夜」も印象的だった。こちらは静かなシーンなのだが、学校が終わった主人公のジョバンニが活版印刷所で働くシーン。すこし遠くから響く輪転機の重たい音、静かな仕事場を引き立てる壁面の柱時計の振り子の音、その中で突然鳴り響く電話のベル、こうした音響に支えられた情景が主人公の心理を描写するのに役立っていた。

 これらは現在のサラウンドの基礎となる、はしりとして、左右だけでなく、後方からも音が回り込むという今までに無い体験を味わった。

 後方でも位置感を伴って存在が伝わって来るサラウンドは、多分に実験的な要素もあったが、実に新鮮なものだった。

 ソフト的(音響技術:音場再現)にはその後どんどん進化している。多分、映画製作の技術としてたんなる「効果」ではなく「音響デザイン」という総合的なものが分野として確立したのだと思う。

 現在の5.1chでのサラウンドは従来のものと異なり、妙な音のとり回しが無く実に自然な臨場感を持っている。さらに後方あるいは前方上方に音源を加えて、最近では7ch化もされている。
ページTopへ移動
<サラウンド機器のその後 ― Dolby 5.1CH>

 さて、NECのサラウンドアンプ。

 これは東芝の28インチのブラウン管モニター(テレビチューナーやスピーカーは無しで映像出力のみの装置)に接続していた。モニターへの映像出力セレクターも兼ねていてビデオやディスクの切り替えを行っていた。仕様はいたって簡単で、後方の2chに特定時間の遅延を行うものであった。0.15ms単位で設定が出来て、「Dolbyサラウンド」のほかに利用しなかったがホールやスタジアムなどの独自マトリクスも組み込まれていた。

 LD(レーザーディスク)のメディアは当時は一万円近い価格のものだった。CDが2800円ほどだったので、かなり高価であり頻繁に買えるものではなかった。私は結局15枚ほどしか持っていないので、プレイヤーも含めたシステムの利用頻度を考えると大変高価な買い物をしてしまったと思う。

 現在と違ってコンテンツ保護はあまり考えておらず、再生と同時にビデオへのダビングが出来た。つまりコピーするには再生時間分の手間が掛かったわけだが、録画したビデオは充分に高画質だったのでレーザーディスクのレンタルは制限されていた。映画では本当のお気に入りのもの、「五つの銅貨」「ベニーグットマン物語」「Uボート」「スタートレック」などを購入したが、多くは音楽LD(サティやジャズ)の購入であった。

 禁止される前はよくレンタルしていたが、レンタル店は極めて少なかったし、レンタル料も高かった。こうした環境がLDのネックとなり広まらなかったのだと思う。勿論ディスクはLPレコードと同じ30cm大なので、ラック等の保管場所が必要でスペース的な問題もあったろう。

 その後、CDと同じ大きさのDVDが出現し、コンパクトな大きさと低価格から主流となった。私としても当然ながらDVDへ機器を乗り換えた。


 同時にサラウンド・システムもデンオン(今度はDENON社名)の5.1chへ切り替えた。

 「AVC−M370」というコンパクトなアンプ。フロント・センター(映画でのセリフ再生用)とウーファー(重低音再現用)がプラスされたシステムだ。DVDでは5.1chが主流だが、やがては7chへ移行するだろう。

DENNON AVC−M370 AVC−M370
DVDデッキ,、アンプともにDENON製  「AVC−M370」
ページTopへ移動
M370シリーズのSUBウーファ
M370シリーズのSUBウーファ
M370シリーズのサラウンドスピーカ

 メディア自体だけでなく映画ソフトも低価格化が進み、当初は5000円ほどの価格だったものが、昨今では1500円前後、中には1000円を切る勢いを見せる。LDと比較したら大変な価格差だが、これが大量生産の賜物、という事だろう。この低価格化路線の恩恵を受けて、私でさえも100枚ほどの映画ソフトを持つ事ができるようになった。

 DVDの凄いところは、再生に特化するだけでなく「録画メディア」としてそのシステムを流通させたことではないだろうか。これがLDとの戦略の差となり、当初並列販売であったが、結局LDは市場から淘汰されてしまった。



 録画したDVDディスクもかなりの数になる。増え続けているので正確に数えたことが無いが、400枚くらいにはなるだろうか。

 例えば海外ドラマの「ダーマ&グレッグ」や「スター・トレック(ピカード艦長の登場するネクスト・ジェネレーション)」のシリーズ全話。

 「ウルトラQ」の全話や「夢千代日記」のシリーズや「男たちの旅路」のシリーズなどのいにしえの名作ドラマ。

 時代劇もそうだ。「腕に覚えあり」「清左衛門残日録」「慶次郎縁側日記」などのNHK金曜時代劇の秀作、「御家人斬九郎」「鬼平犯科帳」「剣客商売」「藤枝梅按」「深川慕情」などはどうしても全シリーズ、全話を録画してメディアに焼いてしまう。


 録画したDVDはサラウンドではなくその音声はステレオだが、DENONのアンプには「ドルビー・サラウンド」の他に多彩な独自回路があり、セリフなどが明瞭に聞こえる。このため、多くの場合はアンプを通して視聴する事になる。
ページTopへ移動
<ケーブルTV(J・COMデジタル)という選択肢>

 ケーブル・テレビのトップセット(チューナーボックス)をアナログからデジタルへ切り替えた。このため、去年の夏からはデジタルサラウンドのテレビ番組が楽しめるようになった。5.1CHで放送されるNHKのクラシック番組などは、素晴らしい再現性で、ホールに居るような感覚が楽しめるのだ。

 我が家のテレビは未だにアナログの28インチのブラウン管だ。やがては同じパナソニック製の液晶TVかプラズマへ切り替えるだろうが、このケーブル放送のトップセットをデジタル仕様に切り替えたお陰で、買い替えは当分の間は不要だろう。

 通常番組は以前のアナログのトップセットのときも鮮明に写っていたが、デジタルに切り替えたらさらに鮮明であるし、その上、データ放送も受信できる。もちろん地上波デジタル番組やBSハイビジョン放送も楽しめる。

 なんだがテレビを取り替えたほどの鮮明化、多機能化がもたらされた訳なのだ。ブラウン管での不備はその空間に占める巨大さと消費電力量の凄まじさなので、いずれは切り替えるだろうが、完全にきっかけを失ってしまった。ただ、周辺機器は整備中で、サラウンド・アンプはHDMI入力と7chに対応した製品をこの春に購入した。DENONのアンプと切り替える予定なのだがまだ設置していない。
ページTopへ移動
SA−205HD  SA−205HD

<サラウンド機器のその後 ― Dolby 7.1CH>   2010.07 追記

 サラウンドアンプをHDMI対応のデジタル・アンプに切り替えた。

 「デジタル・アンプを物色する」で書いたCR−D2が思いのほか素晴らしい音で、すっかりデジタルアンプ贔屓になってしまった。これほどのコンパクトさと低価格で、ここまでのパフォーマンスが達成される。もうこれで音響的に充分に満足ができるものだったからだ。もちろん、趣味性の高い工業製品である以上、コンセプトも性能も高価な製品には適わないのだから、資金に余裕があるのならそういう方向のものを購入するに限るわけだが・・・。

 コンパクトにまとめられた、ONKYOのサラウンド用のデジタルアンプ SA−205HD。縦横奥行きの大きさが先のCR−D2やHDC−1.0とほぼ同じで、統一性がある。このサイズに慣れると、もうピュアオーディオ製品の435mmの世界には戻れそうにない。

 このサラウンド・アンプは、先のDENON製のAVC−M370よりもさらに多彩な機能を備えている。特に、設置した環境に合わせたオート・チューニングの仕組みがあって、簡単にサラウンド用スピーカ設定の各種パラメータセッティングが完了する。製品に付属した設定用のマイクのセットは数回しか利用しないので、貧乏性の私からすると少しもったいない気がするが、実に利便性が高い、親切な設計だ。

 リビングには、DENONのサラウンドセットと新たにブラウン管から切り替えた液晶37インチの東芝REGZAを置いているが、オーディオ類を置いている別の部屋では、このONKYO製のサラウンドアンプと26インチのREGZAの組み合わせを利用している。

 転職を機に住居を変えた(2010.06.19 「野菜をつくろう」)のだが、手狭な我が家にはどちらも丁度良いサイズで、購入後ずっと仕舞ったままにしていたのを取り出して、改めてセットしたという訳だ。
ページTopへ移動
REGZA 37H9000
TOSHIBA REGZA (37H9000)
ONKYO HDC−1.0
ONKYO HDC−1.0  HDオーディオという潮流

<サラウンド用 デジタルアンプの接続>   2010.07 追記

 ONKYOのサラウンドアンプSA−205HDでは、AV機器ではなくパソコンを接続してDVDでの映像再生とダウンロード等でハードディスクに蓄積した音楽も楽しんでいる。

 パソコンは音楽再生に特化した製品で、そのアナログの音声出力は「CD−D2」に接続して、そちらでじっくりと聴いている。

 CD−D2はコンパクトだがしっかりとしたデジタルデコーダ内臓のアンプだから光出力を受けての再生が出来る。だがパソコン側でも専用の変換用ボードを搭載していてるので、パソコン内でデジタル信号をアナログ化したほうが数段いい音が堪能できるのだ。音楽の鑑賞を目的にして開発された超静音、高性能な音響特製を持つパソコン、というのがメーカの売り文句なので、その特製を最大限に活用すべきだろう。

 パソコンのHDMIでの映像出力と光デジタルの音声出力とは、レシーバのCR−D2ではなく、SA−205HDに繋いでデジタル信号を受けている。だから、映像とともに音楽もサラウンドで聴くことができる。

 サラウンドアンプでは「DolbyプロロジックU」での再生だけでなく、ONKYO独自のモード(スタジアムやスタジオ、オーケストラなど)でも楽しむことができる。プロロジックではサブウーファーと左右のスピーカで2.1Chを構成する。

 このアンプの再生周波数としては、左右のフロントスピーカは100Hz以下の音声信号が切り取られている。このため音楽の再生を聴き比べた場合CR−D2とは再生音の厚みが変わってくる。サラウンドアンプはサブウーファーの設定を前提としているので、音の傾向がまるで違うからだ。音楽を聴くことだけを考えると、やはりオーディオ用のアンプに軍配が上がるのは仕方がない事だろう。

 ただし、純粋な楽曲を聴く楽しみだけではない面白さもある。デジタル放送のテレビライブ放送など、ビジュアルとセットのものは、サラウンド環境のほうが臨場感があり、別の楽しみ方ができるようだ。BSや地上波デジタルの最近の、ハイビジョン音楽番組ではデジタル(AACでの5.1Ch放送等)で音声が送信されて来るから、それをノイズなしで再生できるし、なにより立体感がある鮮明な映像が力を発揮する。

 リビングよりも小さな26インチのREGZAからは光ケーブルで接続している。26インチの液晶テレビの貧弱な音声用のアンプと内臓スピーカは、接続したサラウンドアンプがREGZAリンク対応のため、そのスイッチを入れると自動的に入力が切り替わり(テレビ側が)消音状態として停止される。サラウンドアンプのSA−205HD側でテレビからのデジタル音声信号をデコードして、臨場感あふれる状態で楽しむ事ができる。
ページTopへ移動
<「光ネクスト(NTT)」 により映像と音声の信号をデジタル化する>   2010.07 追記

 転居を機に、テレビの受信形態を「J−COMデジタル」からNTTの「光ネクスト」に切り替えた。こちらもデジタル伝送ということになるが、データの転送速度が速く、その容量も大きい。光なので、ノイズに強く、減衰の影響も少ないようだ。

 ネット回線と電話回線が光信号化して高速化したわけだが、それに「フレッツ光テレビ」がセットになっている契約を行った。CSは基本契約だけでは観られない(別途、選択した番組数による追加料金がいる)が、BS放送は基本契約内で観ることができる。BSデジタル放送の内容のほうが低俗さが少なくて、地上波デジタル放送よりも数段面白い。

 フレッツ光テレビは、自分で屋内配線すれば、高い工事費を取られることはない。モデム状のホームターミナルからの信号を分配して、複数の部屋での視聴ができる。もちろん契約としては数台テレビを繋いでも一回線での接続料金で視聴が可能となる。このため、通信系を含めたトータルのコストを圧縮できることになる。ブラウン管から液晶への切り替えでテレビ周りがスッキリしたが、さらにケーブルテレビの大きなトップセットが無くなったので、全体的にもスリムになった。

 先に書いたとおりノイズのない音声信号が特に素晴らしい。音声を強調してしまうが、映像も同じデジタルでもケーブルテレビの時にあったノイズや減衰が発生しない。デジタル放送は映像が素晴らしい色再現性だし、独特のクリアーさがあるので、液晶テレビのデジタル接続で観ると立体感があふれている。だから、旅番組やドキュメンタリーなど、最近のハイビジョンを前提とした収録番組で力を発揮する。あまりの素晴らしさに、画面に見入ってしまう事がある。


 しばらくビジュアルに拘っていたが、システムとしては行き着いた感がある。

 HDオーディオがターゲットとする次世代DVDも「ブルー・レイ陣営」に決着が付いた。「VHDディスク」と「レーザディスク」、「Betaビデオ」と「VHSビデオ」など、フォーマット競争では痛い目にあっている。しかも、この競争は必ずしも性能の高い方式が主流とはならないので、油断は出来ない。

 過去の手痛い経験が強い教訓となっているから、よほど安定するまでは手を出すまいという心理が働く。

 私が使っているHDドライブ付きDVDレコーダーは第二世代の製品で、最近はエラーが頻発する。そろそろレーザーピックアップが寿命なのだと思う。ブルーレイのレコーダーも大分価格が下がっていて、買い時だとは思う。

 だが、今のところ、現状のDVDフォーマットでの録画品質で特に不満が無いので、もう一歩、踏み込めないのが実情だ。

 それに、私が買った2台のREGZAは、ハードディスクでの録画が出来る。リビングのものは内臓ディスクも付いているが、どちらもUSBでの接続で最大4台までの接続が可能だ。これは市販の外付けディスクでもよいし、ケースキットにバルクの内臓ディスクであつらえても良い。

 26インチ側は、1.5TBと1TBのディスク2台(対応ケースにパソコン内臓ディスクを組み入れて簡単に作成できる)をUSBハブを介してテレビへと接続し、地デジやBSの放送番組を予約録画している。その映像をDVDには焼けない(DVD機器をLAN経由で接続すれば可能)が、ディスクでの録画再生は、テレビ側とダイレクトに制御されるので、至極便利だ。従来のようにハードディスク付きDVDレコーダのようにもたついたところがない。  こうした便利さを味わうと、外部の録画機器を購入するのがためらわれる。友人に映像を貸し出すなどと考えた際に困るくらいで、この環境で、日々の利用には充分な状況だ。
ページTopへ移動