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2010.11.06
幕張で試乗する

走行距離;
 125km ;走行時間 6時間15分

   往路;「JR武蔵野線 西浦和に集合

    「荒川サイクリングロード」にて
       浦和 > 戸田 > 川口 > 足立(鹿浜・小菅・堀切) > 江戸川(四つ木) > 葛飾(小岩)
    「奥戸街道、千葉街道」にて
       > 市川 > 船橋 > 幕張


   復路; 幕張メッセ 会場より

    「湾岸線」にて
       幕張 > 船橋・妙典 > 湾岸市川
    「京葉道路、平和橋通り」にて
       > 原木中山 > 新小岩 > 北千住
    「荒川左岸」に並走(首都高速下)
       > 堀切 > 小菅 > 川口
    「中仙道」にて
       > 蕨 > 浦和 > 与野

カメラ;
 RICOH CAPLIO GX−100 24−72mm F2.5−4,4
 (画像添付時に約30%程度に圧縮)


 JR西浦和駅に集合し、そこから河川敷にある「道満(どうまん)」へ出て、そのまま荒川の左岸を下流域(都心方向)へ進む。さいたま市の南部になる戸田市から川口市と走り、そのまま川筋に沿って都内へ入る。足立区や江戸川区そして葛飾区と走り、四つ木橋からCRを外れて、奥戸街道、千葉街道とすすんで、千葉県の幕張へ向かう。

 先日と違い、この道で河口に出ずに中川、新中川、江戸川と横切って、小岩や市川方向から千葉・幕張を目指すことにした。
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戸田 河川敷のコスモス畑

 「サイクルモード」という催しが、毎年開かれている。千葉の幕張メッセを舞台に、内外の各自転車メーカーが多くの新モデルを出展するもので、自転車を取り巻く様々な用品や用具なども多くのブースが並ぶ。

 このイベントの大きな目玉は、最新モデルの実車に触れることが出来る点だが、さらに素晴らしいのは思う車種への試乗が自由に出来る点だろうか。

 さて、今回のポタリングは、自転車行の目的地としてこのイベント会場を設定した。長蛇の列から、目的の試乗を果たすには、なるべく早い時間に会場入りしておく必要がある。だから、勢い走るペースが上がるはずと考えてはいたが、結果としてはいつもののんびりムードのポタリングではなく、激走手前のサイクリング、という状態になった。
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戸田へ 戸田へ

<予定コースの概要 − 荒川サイクリングロードから千葉、幕張メッセへ>

 コースは西浦和から荒川CRで南下して、赤羽を過ぎて小菅のあたり、正確にいえば「四つ木」でCRを外れ、そこから「千葉街道」を進んで市川や船橋、そこから習志野方面へ南下して「幕張」という順路を進む。

 荒川CRで葛西臨海公園まで進んで、湾岸沿いに進むというコースもあるが、往路は目的地となる幕張メッセまでの最短距離を目指す事にする。

 葛飾の入り口辺りが昼食の候補地となるはずだ。
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 埼玉から都内方向へ荒川河川敷の左岸道に沿って進婿とにするが、「四つ木」までは左岸でも右岸でもどちらを進んでも構わない。

 いつものように荒川CRを浦和・戸田・川口・赤羽と進んで、岩淵水門から鹿浜橋、されあに江北ジャンクションから扇大橋、千住から小菅、さらに堀切と進む。平井の手前の「四つ木橋」からCRを外れて、一般道路へ入る。

 葛飾警察署の前に出て、「平和橋通り」から「奥戸街道」で小岩、そこから「千葉街道」を走って市川、そこから船橋、そして幕張へ、というのが順当なコースとなる。

河川敷を走る
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<コースの実走 − 荒川サイクリングロードから葛飾>

 荒川の川筋をひたすらに進んで、扇大橋の袂で仲間一人と合流し、少し先の「四つ木橋」で荒川から離れた。

 少し街中を走って、葛飾警察署に出た。そこでそのまま警察署の前の通りを進めば良いのだが、いかにも横町といった感じの細い道が斜めに延びていることに気がついた。

 警察署前の通り「平和橋通り」は交通量が多いので、私達はその細い道を進むことにした。

河川敷を走る
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 その細い通りに沿って進むと、少し先で黒い壁面の「そば屋」さんを発見した。通りの先にもまだ何か心ひかれる店があるようなのだが、予感めいたものがあって、この店に入ることにした。

 後でまた詳細を記述するが、葛飾は「立石(たていし)」にある蕎麦店。

 蕎麦厨(そば くりや) やなぎや というお店だ。

スカイ・ツリー 蕎麦厨 やなぎや

 そばつゆは藪そばに似た濃い口の汁で、江戸蕎麦の仕立てになってる。私は、こういう汁が好きだ。

 蕎麦は「新蕎麦」で実に香りが高く、腰もしっかりとしている。久しぶりにきちんとした手打ちの蕎麦を味わうことができ、すっかり満足した。
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柳やの手打ち蕎麦 卵とじ

 その店から住宅街に入って、何回か曲がって進んだ。いやな感じがしたが、案の定、次第に方向を失ってしまった。

 太陽の方向を目当てに進んでいたが、いつの間にか、次第に東へ進んでしまったようだ。
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<コースの実走 − 葛飾から千葉県・市川へ>

 葛飾区役所の立派な建物が建つ、街路樹が植えられた美しい街並みを抜けて、その前の道路図でコースを確認した。

 「青砥(あおと)」の方向に一旦進んで中川を渡る必要がある。 ほどなく、京成立石駅前に出て、そこからは青砥方面へいったん進路をとって中川を渡る。

 さらに走って環七通りに出て、その後新中川に沿って南へ進んで奥戸街道へ出て、道を取り戻す事が出来た。さらに道路標識に従って小岩方面へ向かい、ついに江戸川を渡る。

市川での記念

 千葉街道に出られたのだ。市川に入った事を示す道路標識が現れ、私達は東京を横切って千葉県に入れたことを喜んで、標識前で記念の写真を撮影した。

 ここからは、ひたすら道沿いに進んでいく。中山、行徳、船橋と進んでいく。
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 船橋の道沿いの公園で休憩し、さらに習志野方面へ向かった。

 やがて、道が3車線に変わり、さらに右手前方にビル群が見えてきた。幕張の高層ビル群である。

幕張を行く

<幕張メッセ サイクル・モード>

 会場は熱気に包まれていた。

 メッセの4スパン分を横断する状態で、板敷きの試乗コースが作られていて、多くの自転車が周回している。コースは一周で300mほどだろうか?

 直線、コーナー、ヘアピン、S字などがあって、高速は出せないが乗り味が確認できる設計になっている。
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サイクルモード 2010 サイクルモード 2010

 私たちは会場入り口で解散し、一時間半後に再集合とし、それぞれが目的のコーナーへ向かった。

 TREK(トレック)のアルミモデルで「2.1」というロードバイクがある。今年のそのグレードには、「レディオ・シャーク」チームのカラーリングを施した105コンポーネント仕様のモデルが用意されている。

 価格は18万円。レース入門用としての資質を持っているハイパフォーマンスモデルだ。

 レースを目指すつもりはないので、私には充分すぎる性能を持っているものだ。  去年のモデルに乗った感じでは、実に素晴らしい状態で、楽に長距離が走れるように思った。ペダルを踏み込んだ感じが、何より楽であり、思い通りに車体が進んでくれる。

 ダイレクト感というと大げさな表現かもしれないが、加えた力へのレスポンスが爽快なのだった。

試乗の受付 サイクルモード 2010 試乗の証
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サイクルモード 2010 試乗の証

 「レディオ・シャーク」は、かのランス・アームストロングが所属するチーム。

 今年のツール・ド・フランスのカラーリングが赤と黒を基調としていた。モデルはプロ用とは全く別だが、そのコンセプトカラーが、今年の「2.1」に施されているのだから、ファンとしては堪らない。

 アクシデントに巻き込まれた末の3度の落車で、ジャージが裂けてひどい状態となり、なおも走った雄姿がよみがえる。

 「私のツールはこれで終わった」と語った際の、あの自転車のイメージが見事に再現されているのだ。

ツール オフィシャルカー
ツールのオフィシャルサポートカー
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 試乗したのは入門用なのだが、これが本格的なレース仕様のカーボンフレームだったら、いったいどうなってしまうのだろう。


 そんな期待が膨らんだが、試乗はやめにした。買えるはずもないものに魅入ってしまったら一大事と思ったからだ。

 会場は実に賑やかで、数年前に日本人初のツール選手であった今中さんや、自転車雑誌でおなじみの絹代さん、俳優の鶴見新吾さんなどがいて、華やぎを添えていた。

今中選手と鶴見新吾さん 日本人ツール初参加の今中選手と俳優 鶴見さん

 途中、船橋ららぽーとのフードコート内、「ぼてじゅう」で食事をして、帰路についての協議を行った。

  当初の予定通りに、南船橋から武蔵野線で輪行とするか、どうか、についての打ち合せだ。
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<さあ、帰ろう>

 実は試乗の興奮が残っていて、なんだかこのまま、自走でいける場所まで走りたい、という欲求が湧いてきたためだ。

 78Km程を走っているので、このまま走れば、多分最長距離の記録となる可能性もある。すでに7時になっているので、乗車での帰りはかなり遅くなろうが、記録には挑戦してみたい。

 そういう葛藤が渦巻いて、なんとも決断しがたい。

 一応、南船橋の駅まで行ってみたが、結局、100km越えを目指してもう少し走ってみることにした。
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<TREK 試乗した感じ>

 長い列に並んでやっと順番に近づいたが、「2.1」はサイズが540mmしか用意していないという。仕方が無いので、「3.5」の520mmをお願いした。

 105コンポーネントでパーツは同じ仕様となっているが、こちらはフルカーボンのフレームで価格は25万円。 カーボンフレームとしては入門用に位置するもので、2.1同様に抜群のコストパフォーマンスを誇る。ジオメトリーが共通なので、アルミフレームとの味の違いが楽しめる。

 いや、カーボンフレームには初めて乗ったが、本当に楽な操作性を秘めている。車体の重量も大きく関係しているのだろうが、これはもう、レスポンスの次元が一ランク違う。

 最近はちょっと離れてしまったが、私はずっとスキーを真剣にやって来た。板の素材は様々に変化しているが、ケブラーが出てきたときの、あるいは素材ではなく形状変化としてカービングが出てきた際の驚きに似ている。

 カーブの仕上げで踏み込んだ際の切れあがってくるような反発力。あの何とも言えない感覚がある。 例えになるかどうかわからないが、コーナリングでの反応が、あの時の驚きと同じなのだ。反力があるというか、なんというか・・・。

 単に堅い感触だけではなく、粘りもあるし、抜ける感じもする。

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<本日の旨いもの 蕎麦厨(そば くりや) 「やなぎや」さんの手打ち蕎麦>

 さて、今回の「旨い物」をご紹介しよう。

 葛飾警察署はマンガの「こちら亀有公園前派出所」の本署だ。その警察署の脇道に入ってしばらく進むと、この店がある。

蕎麦厨 やなぎや のもり 蕎麦厨 やなぎや のもり

 地番で言うと立石(たていし)三丁目。

 奥戸街道から立石駅へ梅田小学校方面へ向かうと、葛飾警察署からの道と交差するが、その脇にある。黒い壁の2階建ての店だ。

 創業50年だが、新築に近い店内は会席料理でも出て来そうなほど小奇麗で、奥には宴会も出来るような大きなテーブルが置かれて、個室のような雰囲気になっているが、入り口脇にも座敷の個室があるし、テーブルが6卓ほども並んでいる。

 とても落ち着いた雰囲気がある静かな店で、特にトイレの凝り様は絶品で、高級料亭あるいは気合の入った老舗の日本旅館といった雰囲気がある。

 丁度昼時だったので、店内は満席の状態だったが、店の人気のほどが伺えた。そば会席ともいえるような、一品料理もあるので、夜などは酒を交えて愉しく食事が出来るだろう。

 店外の幟で謳われた「新そば」は絶品で、そば粉はこだわりの北海道産の地粉であった。
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