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2006.07.02 浅草、ぶらり散歩                    (BGMが流れます)  BGMが流れます。 <Gentle_Rain by Blue Piano Man>  

アクセス;
 浅草 ― 筑波エクスプレス 浅草駅

カメラ;
 NIKON COOLPIX S3

(画像添付時に約30%に圧縮)


 浅草にある「花やしき」は、私が小学校の低学年、ちょうど今の子供位の年齢の時に家族で訪れたことがある。

 今回の訪問は、それ以来2度目の訪問だ。およそ40年振りということになるだろうか・・・。

 随分大きな遊具と広い敷地だったように覚えていたが、子供のころの私が小さかったせいだろうか、改めて訪れた今日の私はまるで自分がおとぎ話のガリバーになったような気分だ。少年の頃(2・3年生くらいの時分)、卒園から数年ぶりに訪れる幼稚園(私は保育園出身)の机やジャングルジムに向かったとき以来あまり味わっていないが、あの驚きと今回のものは同質のものと言えよう。
 
 昔日の私は、今日の我が子のように、あれやこれやを見つけ出しては走り寄って行って、驚いたり、緊張に身を固めて佇んだり、好奇心に瞳を輝かせていたに違いない。

 そして、そのときの私の横には、きっと今の私と同じ表情の(元気な姿の)がっしりとした体格の父がいたのであろう。

浅草、六区

<浅草、ぶらり散歩のスライドショー> 
を表示
浅草、六区への入り口;スライドショーが起動
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 さて、主目的にしていたローラーコースターだが、降りた後あまりの怖さに泣き叫ぶ子供の姿や、そのすさまじい騒音に怯えたためか、すっかり乗る気を失ってしまったらしい。

 そもそもここに来た理由は、このローラー・コースターに乗ることとお化け屋敷を楽しむことだった。

 着いた時にぱらぱらと降りはじめた雨が、迷った末に決心してローラーコースターに乗ろうとした時には、すっかり本降りとなってきた。それはかなりの雨脚で、すぐに乗ることが出来ない状況になってしまった。

 しばらく雨待ちをしたら小降りになったが、結局乗るのは止めてまたの機会ということにした。

 そして、遊園地はもうやめて、仲見世通りを抜けて帰ることにした。そのルートなら、何より縁日みたいで楽しいし、アーケードが続いて濡れずに地下鉄の駅まで行けるからだ。

 乗るのを迷っている時に、子供がそっと「お父さんは、今日が最後なの?」と妙なことを聞いてきた。家を出るときに「お化け屋敷は一緒だけど、お父さんはジェットコースターに乗ると心臓が止まっちゃうかもしれないから、お母さんと乗りなさい」と話していた。  ところが、着いたときに家人が気を使って「お父さんと乗りなさい」と言っていたから、子供は「自分が乗るといったら父親も乗らねばならなくなる」と思ったらしい。

 なかなか乗らずに躊躇していたのは、怖いのが理由ではなく父の身を案じたためか、と浅草寺の参道に向かう道を歩きながら考えた。

花やしき

花やしきはワンダーランド

サイドストーリー;
本日の反省 <2006.07.02花やしき> へ 移動

花やしきはワンダーランド


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 六区側から浅草寺へ入った事はなかったが、焼き鳥台と縁台の並ぶ「立飲み屋」の一角を抜けると、もうそこが五重塔のすぐ横だった。塔の横に連なる縁日のような屋台を眺めて進むと、浅草寺の本堂が現れた。多くの人々がお参りをし、護摩を焚いた煙を頭にかけたり、お御籤を引いていたりする。

 子供が成長してからも覚えているということは多分無いだろうが、それらの意味を説明しながら、「仲見世」へと抜けた。
 
 秩父や四国での「遍路」でいえば順路を終点から廻る「逆打ち」で、通常のお参りとは逆のコース取りとなった。そのため、常に人波みに逆らう形となってしまい、少し疲れた。

 雷門前からは、「2006.05.06 谷中散歩」の折に利用した「めぐりん号」に乗れる。

 これなら、疲れた体の休憩にもなるし、それに雨降りでも下町めぐりを楽しめる。今回は、雷門から上野入谷、谷中、そして千駄木で折り返し、上野公園口へ戻ることにし、車窓から景色を楽しんだ。

 マナーとしてはかなりまずいが、浅草で買った「濡れせんべい」をこっそりと頬張りつつ味わって、下町気分に浸ったひと時だった。