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2007.01.07
七草粥

カメラ
 PENTAX Optio S4i
 RICOH GR−D

  (画像添付時に約30%に圧縮)



 早いもので、年が明けてもう7日、今日は「七草粥」だ。

 つい先日、クリスマスケーキ(2006.12.24 「ベリー・メリー・クリスマス」 )の話題をUPしたばかりだし、おせち料理を楽しんだばかりだと言うのに・・・。

 年を追うごとに、時間の過ぎるのが早くなる。

 生物に対する絶対時間は平等だが、相対時間は心臓の鼓動の周期(脈拍数)に関わる。それで、生物の種別ごとに寿命が異なるのだが、哺乳類の平均心拍回数は大体のところ同じであるらしい。これは、有名な「ゾウの時間ねずみの時間」での理論だ。

 われわれ人間に関して考えてみれば、子供の脈拍は結構速い。一方、中高年ともなると脈拍はずっと遅い。子供の心拍数が、中年の高負荷運動をしたときの心拍数に等しいのではないだろうか。 だから、子供は常に私達が全開でアドレナリンを分泌しているハイな状態にいる。さらに中年ともなると記憶応答力や認識力や反応速度が低下していて、そうした能力低下も条件に加えて考えなければならない。

 だから大人は、― 特に中高年は ― 子供の頃より同じ時間を遅く生きていることにはならないだろうか。多分そんな理由で年を重ねるごとに月日が早く過ぎているように感じるのだろう・・・。そうしたことが判っているのだが、それにしても時間の経つのが早いのには参ってしまう。

 閑話休題。

 さて、我が家で<旬>のものを大事にしていることは、前に「本日の反省」のページで書いた。生活のひと駒を「季節を感じて楽しもう」という趣向だ。今日は正月7日、そんな訳で朝食は「七草粥」だった。

 「せり・なずな、 ごぎょう・はこべら、 ほとけのざ、 すずな・すずしろ、 これぞ七草」は、NHKの素晴らしい番組<日本語で遊ぼう>での節回しだ。気をつけてみると、これは五七調だ。(5,7,5,7,7の音節で区切られているので、すこぶる言い易い)

<01.09追記>
 いや、お恥ずかしい。上記の節回しの出典は、平安時代に「四辻の左大臣」が詠んだ和歌らしい。それなら、五七調が当たり前のことだった。

今朝の七草粥

今朝の朝食は七草粥
 七草粥には、
 正月のおせち料理や
 暴飲・暴食で
 疲れた胃を休める意味があったらしい。

 旧暦の正月7日を考えると、
 今より、もう少し先(2月24日)になる。

 それを思うと、
 
 七草には
 一足早い春の訪れを楽しむ意味が
 あったに違いない。
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街探検

<グリーンマップ作成>は
去年の夏休みにエントリーしたが、
未作成だったので、再度チャレンジすることにした。

食後、地図作成のための街探検に出かけた。

どこを地図にしたいかを子供に聞いたら、私たちの普段の散歩コースだった。
そこで、歩き慣れた道なのだが、改めて調べてみることにした。
近所の様子を改めて地図化する
(子供の撮影)

 <みらいグリーンマップ>と言う取り組みをご存知だろうか?。 自分の身近な「お勧めの場所」を地図にして、世界共通のアイコンで表現する取り組みだ。

 ただし、その地図の作成には守るべき<コンセプト>がある。

 単純に従来の方法で地図を作成するのではなく、共通のアイコンを利用して地図を作成しなければならない。地図自体には縮尺の規制は無いので、自由な地域範囲の選択が可能であり、図面としての表現方法も自由なものだ。従来の地図の概念での地勢の把握ではないので、当初その地図を見ると面食らう。児童から大人までが図面を作っているからだ。

 現在、世界40カ国で作られているそうなのだが、そこで共通のアイコンは、従来の建造物や自然状況を表現しているのではない、というところに特色がある。

 アイコンのカテゴリーには、生活、文化、植物、動物、地球、資源、交通、汚染、があり、全部で125個が用意されている。特徴的なのは、「主観的な環境への認識」に注目してアイコンが用意されている点だ。

 この取り組みでは、地図を作ることが自分の環境認識を発信すること、になるという工夫が凝らされた仕掛けを持っている。

 普通の生活では余り意識はしないが、改めて自分のお気に入りや気になる場所を地図化しようとするそのとき、環境への認識をあらたにし、かけがえの無い自然を守っていく必要を感じさせられる。

 その基本姿勢は、今後ますます必要となる<エコ>感覚の育成だ。

歩道橋から新都心を望む

散歩コースの中盤にある歩道橋から。(子供の撮影)歩道橋から新都心を望む
イベント広場のツリー
(子供の撮影)
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 子供が地図にしようとした散歩コースには、いくつかの寺や神社がある。

 お寺では「正圓寺」や龍の伝説の残る「長伝寺」、神社ではすぐ近所にある「与野・氷川神社(上町氷川神社)」などだ。それらのお寺を改めて調べてみると、みな浄土宗の寺院だ。「浄土宗」は江戸幕府・徳川一門の宗派であることを考えると、この土地は幕府の偉光がやはり強かったのだろうか。


 そんな中で、一番の中心にしたかったのは「与野・氷川神社」であるらしい。

 地図の中心にしたい理由は聞いていないが、この神社が自転車の練習やサッカーのパス練習をしたりという生活と密着した場であるせいかも知れない。あるいは純粋に、自然が一番残っていて、子供にとっても一番気持ちの良い場所、お勧めの場所、だからだろうか。

与野・氷川神社の縁起
与野・氷川神社の縁起

本殿の創建(再建)は1706年らしい
(なんと、すでに300年が経過している!)
二礼・二拍手・・・

お参りをするときは、本来帽子をとるのだが・・・

 与野・氷川神社(2006.07.15 「与野 夏祭り」 )は、縁起を記した看板によると本殿が1706年に再建されて現存しているらしい。

 大層な賑わいになる夏祭りは合祀というかこの神社の境内に統合されたというか、「八雲神社」の祭礼であり古い歴史があると思っていたが、氷川神社自体もかなりの歴史だ。

(注記)
「一村一社運動」の関係だと思うが、与野氷川神社は、氷川神社だけではなく八雲神社や八幡神社、我が家の氏神である神明社など、複数の神社が合祀されている。
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与野・氷川神社、拝殿

与野氷川神社の拝殿
本殿

与野・氷川神社 本殿

 数年前に、この神社の森の中に道が出来た。

 気がついてみたら、森を一回りする形で、その外周の何本かの古木が切り倒されて地ならしされ、遊歩道のように回廊する小道が出来たのだった。

 最初、それは散歩のための遊歩道と思っていた。が、それは散歩好きな私の思い違いだった。「遊歩道」と思ったのは老人会のゲートボールのようなゴルフゲームのコースであり、そのゲームのために森の木を切り倒して切開かれたものだった。

 そんなゲームのために古くからの森がだめにされたのか、与野に越してきてからずっと楽しんでいた早春の林床のタチツボスミレの群落が全滅させられたのか・・・、という「驚き」がそのときの率直な感想だ。タチツボスミレの群落はゲームコースとして地均しされてしまい、いまでは硬い道になってしまっている。

 道になったこと自体も驚いたが、その目的を目の当たりにしたときには心底驚いたし、がっかりしたものだ。この神社の森のケヤキの古木はすでに樹齢500年だが、老人会のためにコースを開いた行為の中には、― 老人会の運営者達には ― 古来より大切に守られ続けて来た木々(・・・第二次大戦中の欠乏生活・燃料不足でも倒さなかったと思われる)を何年、何十年、何百年ぶりに切り倒した、という認識があるのだろうか。自分の家の庭の樹木を切り倒す事や、何年か育ててきた観葉植物を処分するのはある種の躊躇(慈しんだものへのいたみ)があるだろうに、森の木ならそんな感情の動きはなく、まったく平気なのだろうか・・・。

 私は、このグリーンマップの作成で、多くの少年・少女達に<エコ>感覚が身に付き、環境への配慮に神経が届くようになることを願って止まない。

本殿から見上げる新春の青空

与野氷川神社の本殿からみあげる新春の青空
正月のイベントの<与野 七福神めぐり>
の仲間入りで、
今年から氷川神社は、<福禄寿>。


ちなみに、ここのケヤキは
すでに樹齢500年だ。
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