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2012.01.09
新年、与野 氷川神社をお参りする

カメラ;
 RICOH GR−DV 28mm F1.9
 iPhone 4S (夜景、イルミネーションの撮影はすべてiPhone 4Sによる)  (画像添付時に約30%程度に圧縮)


 年が明けた。

 今日は新年の9日。松はもう取れてしまって、故郷前橋ではこの日「初市」でにぎわう。別名を「だるま市」。

 縁起だるまは選挙の際の政治家などが満願成就の目入れをするのでご存知と思うが、だるま市では、これでもかというほどのだるまが通りに並ぶ。熊手もあるし、破魔矢もあるが、何といっても圧倒的なスケールで軒を連ねるのが、縁起だるまを商うテントだ。

さいたま新都市駅 さいたま新都心駅の夜景新都心の夜景
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 市街中心部の国道の50号線(旧商工会議所から国道17号線尾交差点までの区間)が封鎖されて、市街地の一角に大きな露天市が立つ。およそ300mほどだろうか?。改めて、調べた訳ではないので、距離は不正確だ。

 子供の頃は欠かせない年中行事の一つなので、空っ風が吹きすさぶ中を防寒着にしっかりと身を包んで、小さな頃は家族で、少し大きくなってくると友達達と誘い合わせて出掛けたものだ。我が家で買うのは本当にほんの小さな達磨だった。でも、その鮮やかな朱色は時間が経っても色あせず、買った当座に心惹かれた紅のままだった。

 今は達磨様と同様に、手も足も出ない状況だけれど、そんな遠い日を思いながら散歩に出た。

与野 氷川神社 氷川神社

 大晦日も元日も、今年は仕事だった。

 だから、正月のお楽しみは一切無し。3日に見たテレビの「ウィーンフィルハーモニーのニューイヤーコンサート」くらいが、唯一正月らしいものといった状況だ。

 だから今年は9日になってから、散歩を兼ねた初詣にご近所の神社出掛けた。

 大宮の氷川神社は一度は新年に訪れたいと考えているが、どうも混雑に気後れしてしまって、折角近い場所にいると言うのに未だに一度もお参りしていない。

 さいたまに越してきてもう今年でかれこれ20年になるが、いつも与野の氷川神社とその周辺の数社だけを巡っている。数年前からは「与野七福神」を知ったので、半日掛けてそれらの神社仏閣をお参りしているが、今年はそれもまだ回っていない。
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八雲神社 氷川神社(八幡様、神明宮など)

 せめて、という思いで氷川神社から与野公園の天祖神社くらいは回ろうと考えて歩き始めた。

 さすがに、初詣の賑わいはもうまったく無くて、与野の氷川神社はひっそりと静まっていた。

 今年の抱負はなどとぼんやりと考えて賽銭をあげたが、別段大きく構えても仕方が無いので、家族を含めた健康をと願った。
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 去年は大分切羽詰っていて、本当に色々と大変な事があった。

 何といっても介護の厳しさに触れて打ちのめされて、でも友人達の励ましや温かみに触れて、へこたれずに何とか持ち越す事が出来たのだった。

拝殿

 今年はどんな年になるのか、と不安もあるが、ここまでくればもうじたばたしても始まらない。

 淡々と過ごすしかないのだろうな、と思い始めている。

 まだ、前橋へ帰る日は決まらないが、今頃はもう、強烈な「空っ風」が吹きすさんでいるだろうか。
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本殿 本殿

 明るい気持ちを持って接し続ける事は、実は本当は相当なエネルギーが必要で、それがだんだんと枯渇していっているような、漠然とした疲労感が溜まってきている。

 だから、何とか気分を変えようと、興味の向くものに色々と手を出している。映画でも音楽でも、少しでも前向きになると思うものは接しているが、その感動が熱いうちはいいのだがやはり付け焼刃の悲しさがある。あまり長く続くものでもなくて、気が付くと塞いでしまう事が多い。


 さて、正月の氷川神社のケヤキの先はいつも青い空が広がっている。だから、その空を見て、真っ直ぐに伸びるケヤキの枝の広がりを心に留める。
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狛犬 与野 氷川神社

 私なんぞが何年か思い悩んだところで、このケヤキが耐えてきた長い風雪にはとても及ぶものではなかろう。

 そんな気分が湧き上がるまで、拝殿の屋根の上の、ケヤキの枝ぶりを見つめて、ぼんやりと佇んでみる。神前で無心になる事はやはり難しいが、なるべく平常な心を探ってみるのだ。

 こころなしか、氷川神社を抜けて、目の前のお稲荷様まで来ると、さっきよりも少し気分が軽くなった気がした。

 神社に詣でると言うのはこういうことなのだな、と思ったひと時だった。

出世稲荷社
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ケヤキ広場のイルミネーション ケヤキ広場のイルミネーション

<2012.01.14>


 さいたま新都心のイルミネーションもあとわずか。

 例年、バレンタインデーの翌日には撤去されてしまう。今年のテーマが何なのかは調べなかったが、冬の空を彩るこのイルミネーションにいつもこころが踊る。年の瀬に点灯される様子もいいのだが、こうして年が明けてからの様子も落ち着いていて雰囲気がある。

ケヤキ広場のイルミネーション ケヤキ広場のイルミネーション
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 さいたま新都心駅からけやき広場を通り抜けて北与野駅までは、デッキのコンコースで連結されている。

 ここにもイルミネーションが飾られる。淡い光の回廊だ。

 バレンタイン・デーまでのあと1ヶ月。まだもう暫くはこの光のショーを楽しめる。仕事に疲れて帰宅したささくれだったこころを優しく温かく包んでくれる、あり難い希望の光だ。

北与野駅への連絡通路 北与野駅への連絡通路
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