さて、公園だ。
この公園の落葉樹にはそれぞれの幹にプレートが付いている。巧妙に説明を兼ねたクイズが書かれていて、その木の名前を尋ねている。答えの名前は、プレートの半面に付いたばね付きのもう一枚のプレートで隠されている。上の一枚をめくると、その下に木の名前が現れる仕組みだ。クイズではなくそのままの説明で良い気がするが、公園整備の予算が余って消化する必要があったのだろうか。あるいは、この公園を「街散歩」で訪れる小学生にとっては、クイズ形式のほうが記憶に残ると考えた頭のよい関係者が居たというわけだろうか?
公園の樹林区域は全体として武蔵野の雰囲気をよく出しているが、自然の林を残した訳ではない。でもそのおかげで、サクラやカエデ、ケヤキやナラやクヌギなどのなじみ深いものから、名前をメモし忘れてしまったあまり知らない木など、が一度に見られる。それぞれの木の特徴ある様子がこうした都市の一角で簡単に確認できるのは有難いことだ。 |