ハンドルはステムによってフォークの軸上に固定されるが、このヘッドシステムは、今ではロードのほとんどアヘッドシステムになっている。昔のロードのステムはL字型(数字の7の逆向き)の独特の形状をしていて、それが実によかった。今のシステムは、ステム本体とスペーサーを交換する事で、さまざまなポジションが調整できる。
フォークを固定するヘッド部分の固定は難度が高くて、軸受け部分のコラムを締め込み過ぎると球当たりが出て、ハンドルがゴロゴロしてしまう。ハンドルを切った感じがぎこちなくなってしまったり、なかなか難しいものがある。それに比べると、ステム交換は5mmのアーレンキーで手順を守ればよいので、楽に変更ができる。
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