祭りの主役である与野の「氷川(ひかわ)神社」には、もう提灯が灯されていて、すっかり祭り気分を盛り上げるいる。この祭りは、正確にいえば氷川神社に合祀されている「八雲(やくも)神社」の夏の祭礼だ。
八幡通りを渡って与野の本町方面へ向かう。この通りは旧街道で道はひどく狭い。歩道はなくて路側帯として白線が引かれているだけだ。そのため、祭りの時間帯の夕方5時から10時までは車道を封鎖し車の進入を禁止している。与野の市民が歩行者天国を味わえるのはこうした祭りの日だけで「市民祭り(今では中央区民祭り)」や「大正時代祭り」なども一部だけだが車道が閉鎖される。
閉鎖された通りの入り口(氷川神社寄り)では、おば様達の勇ましいソーラン節が演じられていた。早速の祭りの出し物の登場だ。
最近はこの「よさこいソーラン節」がやたらに多くて、与野界隈の祭りでは必ず見かける様になって来た。運動会の演目にもなっているし、去年の「咲いた祭り」などは子供の学年(4年生当時で150人あまり)と隣の小学校の同じ学年すべて(多分同人数程度)がこの「ソーラン節」を踊り歩き、さいたまスーパーアリーナ前で繰り広げられた区民参加のパレードに参加していた。全国的な展開なのだろうが、さいたまでも実に盛んに踊られている。
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