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アクセス;
さいたま市; JR埼京線:北与野
カメラ;
PENTAX K10D
レンズ;
PENTAX FA100mm F2.8 マクロ
PENTAX DA70mm F2.4 LIMITED
三脚;
K10D:カメラの手ぶれ補正にて、三脚は不使用
(画像添付時に約70%程度に圧縮)
梅雨の中で咲く、というはなの様子をもう少しうまく表現できないものか。
そう思って、21日の雨の中、与野公園へ行ってみた。
記憶では、銭洗い弁天の池の周りが紫陽花で溢れているように思ったのだ。ところが、公園へ行ってみると紫陽花は一本もなく、その様子は私の完全な思い違いだった。どこか似ている別の場所の記憶と入れ替わっていたようだ。
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「御嶽神社(みたけじんじゃ)」は、与野公園の西にある。ほんの小さな社が小高い丘の上にある場所だ。
コンパクトな境内は、実は紫陽花の花が名物で、沢山の種類が咲いている。普段の紫陽花のイメージとは大分違うものもあるので、楽しめる。
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雨はさほどの降りではなく、しかも風を伴っていないので、傘を差してレンズへ水滴が直撃するのさえ避ければ、充分に撮影ができる。
梅雨の最中とはいえ、実に静かな、煙るような穏やかな雨が今日は降っている。
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梅雨の紫陽花を表現したくて、雨の中で写してみたのだった。雨粒を貯めた花弁の様子が撮りたかった。
できれば、安藤広重による東海道五十三次の「大磯」「庄野」や「土山」を描いた浮世絵の様に、シャッタースピードを考えて画面に線を引く雨脚を写し停めたかったのだ。
雨粒をたたえた花弁と、その空間に走る線となった雨脚。一枚の写真の中に時間を封じ込めて景色だけでなくそこで流れる時をあらわす事ができたら、それは素敵なことではないか。
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