「小仏(こぼとけ)」から城山経由で高尾を目指すコース(前回コースは「小仏バス停」から小仏峠へ直登せず「景信山」を経由)と同様に、「小仏バス停」の一つ手前の「日影バス停」からも高尾山頂を目指すことができる。
でも、どちらかといえば、「日影沢」または「日影沢林道」からのコースは、山に登らずに沢沿いに進んで折り返す紹介例の方が多く、自然を楽しむ学習的な色合いの方が濃いコースだろう。
コース途中には「森の図書館:ウッディハウス」があって、資料展示がされている。山への入口となるそこから先に広がる「いろはの森」では、さまざまな木々の種類ごとに案内板が付けられている。森の中を歩きながら、樹木の名前が実物で覚えられる仕組みだ。
このコースは、沢沿いの道はほぼ平坦路が中心だし、森の中でも傾斜は緩やかだ。森から先は多少きつい登りになるが、コース上に岩場がある訳ではなく年少者でも大丈夫だ。
コース全体に整備が行き届いているので、子供達も安心して自然を学ぶことができる。このため、このコースは「親と子の高尾自然観察」などの自然教室の主な舞台となっている。
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