利用してみると、やはりロープウェイはこの上なく楽だった。これ程の恩恵を蒙ってしまうと、山行の度にこうしたアプローチを採る、という取り組み方になりそうだ。どうもこの快適さ・手軽さは癖になってしまいそうな魔力を秘めている。
山頂には山岳信仰を集めた有名な神社「武蔵 御嶽神社(むさし みたけじんじゃ)」があり、神社前には宿坊が連なっている。また、嬉しいことに参道脇には多くの参拝客を当て込んだ土産店が並んでいる。
私達、ワンゲル・サークル一行の「忘年登山」の場所として恒例となっている相模の「大山(おおやま)」。「大山詣で」の聖地として江戸期より人の往来が絶えず、豆腐料理をはじめとする精進料理の茶屋が登山道入口に立ち並ぶ地なのだが、今回の「御岳(みたけ)」も大山同様に信仰の山だ。江戸期あるいはさらに以前からの参拝客で賑わいを見せたのかもしれない。
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