最近、薔薇に元気が無いと思っていたら、管理者もそう思っているらしく盛り土がされ、養生がされていた。養分は肥料などで与えているが、土そのものに力がなくなるものらしく、土を補充したり入れ替えたりする必要があるようだ。ようするに田や畑のように耕す必要があるのだろう。
株を抜いて土を養生してから植え直す作業や、同じ花の種類だけれど株自体を新たなものにする作業をしたらしい。これが個人の庭だとしたら、枝を落としたり、新たな挿し木をして株を分けたりするのだろうが、公園では一年後には花をつけさせなければいけない訳だから、そうした悠長なことが出来ないのだと思う。
幾つかの区画の地面は盛り土のために通路からだいぶ高い位置になってしまったが、これでまた元気になって、美しい花を咲かせてくれるだろう。虫も付くだろうし、病気もあるだろうから、薔薇の管理は苦労が多いはずだ。
私たちは見るだけで世話は一切していない訳だが、訪れれば美しく咲いた薔薇を期待し、公園なのだからと、咲いていることを当然と思ってしまう。思えば勝手なものだ。 |