公園の広場は、子供でも入るのをためらうような夏草の生い茂る腰高の原っぱになってしまい、「どうしてここまで・・・」という思いを新たにしたのだが、ことによると、この盛んな夏草に埋もれた野の状態が「本来の水辺の自然な姿」なのかもしれない。
園内を覆う夏草は「これでもか」といった勢力溢れる凄まじい状態だったが、林に静かに咲く彼岸花は今年も健在だった。
暑い夏だったので、例年より遅い咲き具合のようで、あと10日後くらいが丁度見頃だろうか。
写真を撮る場合に難しいのは、この花は日向ではすぐに花が痛んでしまい、本来の鮮やかな色がくすんでしまうという事だ。燃え立つ様な紅い色の花を写すなら、花弁やしべの先が白っぽくなった花よりも咲き始めの新鮮な状態がやはりいいと思う。 |