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2007.09.23
秋を感じて(秋薔薇 ;10.06追記)

アクセス;
 さいたま市中央区; JR埼京線―与野本町駅

カメラ;
 PENTAX Ist−D

レンズ;
 PENTAX DFA100mm F2.8 マクロ

 (画像添付時に約30%程度に圧縮)


 二十四節句での季節は「秋分」で、秋の入り口だというのに、相変わらず暑い日が続く。いつまでも夏のようだが、少し注意してみると実は一歩づつ、秋は近付いている。

 日帰り温泉で聞いた蜩の声、夕方の暮れ行く中で鳴く虫の音、自転車で感じる風、など、暑かった夏の日とはほんの少しではあるが確実に違っているようだ。

 そんな中で今日は一日曇り空で、随分と過ごしやすい日だった。今、外では虫が鳴いていて、まさに「秋分」にふさわしい様子だ。

さいたま市中央区のシンボルは薔薇の花だ。

区の花は勿論、区のイメージカラーも「ばら色」。

このあたりでは、与野公園の「ばら園」が有名だ。

のんびり 行こうよ:
 <20070513:与野公園;咲き誇る薔薇>

 <20060514;紅い薔薇咲く公園にて>
  秋薔薇
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 さて、先週は「小さい秋」を浦和の「別所沼(べっしょぬま)(2007.09.17 「秋を感じて」)」で見つけた。ひっそりと咲いていた彼岸花がそれだ。

 彼岸花は秋の花で、日高の「巾着田(きんちゃくだ)」あたりは群落で、ひっそりではなく実に盛大に咲いている。あの規模になると壮絶だが、今年の開花はどうだろうか。(あの場所は混雑が激しいので今年は出掛けないと思う)

 今日は外食した昼の帰り道、道脇で鮮やかに咲いている薔薇の花を目にした。

秋薔薇
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 与野公園の「ばら園」は有名で、5月(例年20日前後)には「ばら祭り」が開かれ、大変な混雑となる。

 公園へのアクセスは、通常、JR埼京線の「与野本町駅」からの徒歩となるのだが、その与野本町では、薔薇の花壇が駅周辺に数多く作られている。さらに駅から程近い中央区役所(旧与野市役所)の前にも、そうした花壇がある。

 道を走っていると、鮮やかに咲く薔薇の花が目に入って来たのだった。

 外食した帰りに、気が向いたら「見沼田んぼ」の方へ行ってコスモスや見沼代用水沿いに咲く彼岸花を写してもいいな、と思ってカメラを準備していたためもあって、役所の前で鮮やかな色を目にして通り過ぎることができずに、私は思わず車を停めた。

秋薔薇
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秋薔薇 秋薔薇

 薔薇の花は春咲くだけではなく、秋にも咲く(2006.11.03 「秋を探して」)

 そのことを知ったのは恥ずかしい話だが、つい去年のことだ。以来、秋に咲く薔薇にも注意をするようになった。


 さて、今年は実に暑い日が続いたが、そのためだろうか、この時期に咲く薔薇の花も心なしか痛みがちのようだ。市役所前のメイン花壇は大分痛んでいたが、すぐ横のSLが展示されている前の花壇の花は、元気があった。

 私は、そこでいくつかの色を撮った。春にはローズピンクの花が季節感に合った色合いだと思うが、秋にはどうだろう。

 今回目にした花の中では、右下の写真の、紅ではなく「紫がかった淡い色」の花が気に入った。

秋薔薇 秋薔薇
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 全国的に有名な「狭山茶」の新茶の時期は勿論八十八夜で、初夏(5月初旬の春)のものだ。

 だが、新茶にはもう一つの旬がある。

 「秋摘み新茶」といってこの時期に出る新茶があるのをご存知だろうか。ことによると、地元でしか流通していないかも知れないので、他県の方にはまるでなじみが無いかも知れない。

 最近愉しんでいる台湾の凍頂烏龍茶でも、秋茶(秋摘みの新茶)があり、春茶の清々しさとは異なった「こく」が特色だ。そこには、春の味わいとはまた一味違った「秋の味わい」がある。台湾の青茶(あおちゃ;半発酵の烏龍茶)には、春・秋・冬の旬がある。そういえば「夏茶」というのは聞かない。高山で栽培しているのだから、夏茶もありそうだが・・・。

秋薔薇 秋薔薇

 お茶と同様に秋咲きの薔薇には、やはり春には見られない表情があるようだ。蕾の様子や咲いている花の様子に、夏を過ごした逞しさのようなものが感じられる。

 この時期の薔薇もまた、なんと、魅力に溢れているものではないか。
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秋薔薇

<2007.10.06 追記>
まだまだ、綺麗に咲いている「秋の薔薇」

秋薔薇

<2007.10.06追記>

 「秋咲きの薔薇」だが、10月6日からの連休にも自転車散歩で与野公園へ行き、何枚かを写してみた。

 食後のお茶を愉しもうと、簡単にお湯が沸かせるように携帯用の固形燃料(エスビット)を使ったストーブと携帯用の中国茶セットとを持参して、「与野公園」を訪れた。

 薔薇の花壇へ来てみると、2週間前(09.23)よりも多くの花が咲いていた。それを見かけてしまったので、休憩は後にしてぐるっと「ばら園」を回って、綺麗に咲いている花を写した。

 国号(バイパス)側のいツル薔薇は咲いていないが、花壇の薔薇は良く咲いていて、初夏の「ばら園」に負けていない様子だ。

秋薔薇 秋薔薇
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秋薔薇

 綺麗に咲く薔薇を写してようやく気持ちが落ち着いた。ひとしきり写真を撮って満足したので、アスレチックがある公園のほうへ移って「ひと休み」することにした。

 お茶を飲もうと持参した携帯ストーブ(エスビット)の燃料は小さなタブレットになっていて、シェラカップ(300ml くらい)のお湯を沸かすには2粒ほどで足りる。固形アルコールなので、タブレットは完全燃焼し、チカチカと目も痛くならず、いやな匂いも出ない。

 いつものように2粒を使ったが、シェラカップのお湯は沸騰してはいなくて、少し温度が低いようだった。

 ペーパーフィルターが付いた携帯用のドリップコーヒーにはこの程度の温度でもいいのだが、台湾のお茶(青茶)は95度の熱湯で淹れるので、この状態では少し温度が足りない。

 ちょっと温度を高めるために、近くに落ちている割り箸程度の枯れ枝を集めて一緒に燃やした。

秋薔薇
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コンパクトストーブ 7cm×8cmほどの大きさで、燃料のタブレットを含め130gほどの愛用品のコンパクトストーブ


燃料と一緒に折りたたんで、ケースにライターと一緒に収納。
本当にポケット版だ。

 何度か紹介している故郷の前橋は、「空っ風(からっかぜ)」と「かかあ天下」が有名で、初冬からは「赤城おろし」や「榛名おろし」の北西の強い風が吹き抜ける。

 人間性までも形作ってしまうような「すさまじい風」が市内のほぼ全域に吹き荒れる。

 どこの地域でも、落ち葉を集めた焚き火は初冬のものだろうが、故郷では11月下旬くらいから吹き荒れるこの強い北風のために、冬のはじめの焚き火は危険でできなかったように思う。(・・・いや、それは私の思い違いで、初冬にも風を避けて焚き火をしたかも知れない。)

 記憶の中では手が「かじかむ」ような冬の入り口だったような気がするが、そうして楽しんだ焚き火にいれたのは、普通入れる様なサツマイモではなくジャガイモだったような気がする。

 小さな炎を見ていたら、子供の頃に楽しんだ晩秋から初冬頃の焚き火のことをふと淡く思い出した。

秋薔薇 秋薔薇
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