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2007.07.16
夏の入り口(荒川沿いに上尾までサイクリング)

アクセス;
 JR埼京線―与野本町駅、北与野駅

カメラ
 Pentax OPTIO S4i

  (画像添付時に約30%に圧縮)


 台風4号の来襲で、九州では浸水やがけ崩れなどひどい被害が出ていて大変な状態だ。

 連休の日曜からは、「いつもの浜金谷(2007.05.20 「鋸山ハイキング」)」へ行く予定だったが、丁度台風襲来で海岸沿いは大変な状況となるらしい。予約していた「駅からハイキング;養老渓谷を歩く」も台風のために「中止とする」という掲示がでていた。期待していた催しもないし、磯や浜などの海辺での楽しみは期待できない。こうしたわけで、日曜日からの予約は、前日でやむなくキャンセルにした。

 さて、月曜日。

 台風は最早大丈夫。見上げる空は多少怪しいが、もう影響はない様子だ。台風では多くの人が大変な思いをしているのに、楽しんでいては申し訳ない事だが、折角の連休なので今日は自転車で出かけることにした。

休憩した田の近くで 荒川サイクリングロード
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 荒川沿いに「上尾丸山公園」まで行ってみることにした。

 上尾丸山公園を表示 (2007.06.17 「丸山公園 と 菖蒲城跡あやめ園」)

 私の自転車(2007.06.10 「自転車に乗って」)で紹介したサイクルメータに子供がいたく興味を示し、自分の自転車にも着けてくれといって聞かない。その要求をいいことに、私のメータをワイヤレス仕様のものと交換して、いままで付いていた前の自転車から移設したメータをさらに子供の自転車に移設することにした。そしてメータを着けると積算距離の記録を上げたくなったらしく、「自転車でどこかへ行こう」と言われていた。

 荒川沿いに続くサイクリングロード(2007.05.03 「川越ポタリング」)を選んだわけだが、その先にある上尾の「丸山公園」までの今回のコース(道のり)は往復で30Kmほどになる。子供にとっては初めての長距離サイクリングで、ちょっと心配だが、休み休みいけば大丈夫だろう。

 荒川沿いのサイクリングロードは以前紹介しているが、浦和の「道満(どうまん;大きな池がある総合公園)」あたりから、川越の先まで続いている。 荒川から入間川方向へ進めば川越へ向かうが、そのまま荒川沿いに遡上していけば上尾方面に続いている。

 途中で河川敷のゴルフ場や野球・サッカーのグランドなどへ行くための車の乗り入れを許してはいるが、原則は自転車専用の安全かつ快適な道路で、多くの自転車が走っている。言ってみれば河川敷の防波堤がその正体だ。

なかなかいい走り出し
荒川沿いに続く、サイクリングロード

子供が最高速度トライアル中で様子。
(誤差もあるだろうが40Km/hを記録)
紫外線対策
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 紫外線対策を充分にして、出発だ。

 出掛けてすぐにドラッグストアでおやつを購入した。店の前にいると、頭上の電線が大きく揺れている。路肩に何台かの車が止まったので、なにかの事件が発生したかと思った。そうしている間にも大きな揺れは続き、変な眩暈がしてきた。自分が急な病気になってしまったかと思ったが、しばらくすると烈しい眩暈は収まった。

 後に、「中越地震」と言われるものがこのとき発生していたのだった。 浅はかにも、外出から戻ってテレビを見るまで、あれほどひどいことになっているとはまったく知らなかった。


 さて、サイクリングロードに沿って進んで、川越への分岐になる「開平橋(かいへいばし)」のあたりまで来ると、その先の道はぐっと河岸に近くなる。 河川敷のすぐ脇にある上尾の清掃工場を過ぎたあたりでは、道脇がもうすぐに荒川の河岸になる。

 試みに、河岸を見てみたら、やはり台風の影響はすごく、増水してとてつもなく広くなった荒川の姿がそこにあった。

増水した荒川

台風一過

茶色の濁流、増水した荒川に呆然とする。
セルフ撮影
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 「丸山公園」へは、直線で大宮バイパスを進めば、それほどの距離では無い。自宅から車なら30分弱だろう。

 今回は、バイパス沿いに進んでもつまらないので、一旦荒川岸まで出て、そこから北へ向かうコースにした。このため、距離はかなり遠くなったが、その道のりは青く光る田んぼの中を走り、風の通る川沿いの堤防上を走る、実に快適なものになった。

 到着したこの日の丸山公園は連休の最終日でもあり、家族連れでかなり込み合っていた。この広大な公園はその規模同様の広い駐車場が整備されているが、車できたら駐車するまでに苦労したに違いない。自転車で来たので、その苦労は味会うことなくすんだのは幸いだった。(このあたりの都市公園は、駐車することだけでも一苦労する)

丸山公園の池 公園入り口で購入のおにぎり
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 公園の入り口にあるお店でおにぎりを買った。暑い日になりそうなので、いつものガスバーナーとコッヘルはやめた。だいぶ前にも買った記憶があったが、美味しいおにぎりで休憩することができた。 公園の売店でアイスを買ったり、ぶらぶらしたり、昆虫を探したりして、のんびり過ごすことができた。

 帰りは、睡蓮の池の方から戻ることにしたが、途中の農家で無人スタンドがあって、採りたて野菜を買って帰った。ミニトマトとブルーベリーを今日の冒険のお土産にした。

復活した湧き水の池 蛍の水源
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 風の通る川沿いの堤防上を走るサイクリングロードを戻ることにしたが、往路で牛舎があって「牛くさいね」といって過ぎたあたりで、驚く光景を目にした。多くの牛が堤防に登っていて草を食んでいた。私は思わず写真に収めたが、あとでよく見ると、綱で繋がれていて単純な「放牧」状態ではなかったようだ。

 帰りも快適にサイクリングロードを進んだが、途中には、何人、何組ものツーリング中の自転車とすれ違った。

 やはり家族連れはあまり多くはなく、出会ったのは僅かに一組だけだった。すれ違ったり追い越されたりした多くは、ロードに乗っている装備万全のライダー達だ。こうして走ってみると近年が「自転車ブーム」といわれているのも頷ける。

牛の放牧? 快調に進む

 サイクリングロードでは、プールと同じでレーンの原則がある。左側通行・一列がルールで、並走は危険な行為だ。

 私たちも、一列で前後になってかなりの距離を走った。大きな声で話す必要があったが、その分、聞き流すことなく話をして、いつもより多くのことを話した気がする。

 健康的な目的だけでなく、こんなことも、ブームの一つの理由かもしれない。
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