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2007.06.10
自転車に乗って

カメラ;
 PENTAX Ist−D

レンズ
 PENTAX DA18−55mm F3.5−5.6 AL
 PENTAX FA50mm F1.4

三脚
 スリック トラベルスプリントGM

 (画像添付時に約30%程度に圧縮)


 本日の反省(2007.06.04「さて、自転車だ」)に記載したが、自転車はやはり爽快だ。

 サイクルメータを着けているので積算距離がわかるが、この一週間で75Kmほど走っている。家の近所しか走っていないのでまだ大した事は無いが、思っていた以上にこの自転車は快適だ。

 さすがによくリサーチされ開発されている人気車だけあり、とても「入門用の初心者モデル」とは思えない充分なパフォーマンスを持っている。

ほこすぎ橋にて
土曜日の朝に放送されている
仮面ライダーや戦隊もののロケでおなじみ、
さいたま新都心にある「ほこすぎ橋」にて
夜の乗車が多くなることを考えて
ブレーキ連動型のテールランプ
(STOPライト)を設定した
STOPランプは夜の乗車の必需品
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 本当は、ロードモデル(GIANT OCR3)が欲しかったが、腰の痛みを思うとちょっと躊躇する気持ちが拭えずに、結局今まで乗っているのと同様のクロスバイクにしてしまった。

 今までの車種もアルミフレームのクロスバイクだが、それと比べると車体重量が3Kgほど軽くなるのと、変速数が3段分増える。そこが今まで乗っていた自転車との大きな違いだろうか。

 従来の自転車もシート(サドル)やペダル、タイヤ、ブレーキなどは単独別売のパーツに交換しているので、それほど悪いものではないが、きちんと乗るためにメンテナンスするとなると、チェーンやタイヤやブレーキなどの消耗品や変速シフトを含めたグリップ交換など、結構な費用が掛かってしまうと思う。 最終的な結果としては、新車を購入したのと変わらないという悲しい事態となってしまうだろう。

 それならいっそ新たな自転車を選択した方がバランスもいいはずだ、というのが購入にいたる一番目の理由だ。二番目は少し深刻で、最近はまた中性脂肪が増加していて体を絞る必要がある。健康維持のためには有酸素運動を行う必要に迫られている。二つの理由を考えると、どちらかといえば二番目が決定要因だろうか・・・。

 前置きが長くなったが、という訳で、自転車(GIANT ESCAPE R3)を購入した。


 ・・・素直にいえば、「軽い自転車が欲しかった」 のだ。

シートは交換している
シートはすかさず交換
クールなハンドル周り
ハンドル周りのクールな様子

フォーク上のライトステー
フロントフォーク上のメインランプ

クイックシューにアタッチできる優れものの
ランプステーを設置した。
これなら、取り付けがスマートだ。

フォーク上に見えている突起は、
メータのセンサーだ。
前の自転車から移設したサイクルメータは、
有線接続の古いタイプ。
 ごめんなさい。ロゴは外しました。

 トップチューブ上には、
 メタルのESCAPEロゴが着いていた。

 アールデコ風の浮き彫りで、どうも違和感がある。

 幸い、強力だったが粘着テープで
 接着されていたので、すぐに取り外してしまった。
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 GIANT社は、生産量が世界一の、台湾に本拠がある有名な自転車メーカーだ。

 日本でのこのメーカーはクロスバイクやマウンテンバイクが流通の要のようだが、ロードではツール(世界的なレースであるツール・ド・フランス)の連覇などの実績でかなりの技術開発力があり、各レベル(体力のクラス、資金、取り組みの姿勢)に応じた豊富な製品ラインナップがある。「クロスバイク」のジャンルでは、常にその流行の源流となっている。
 
 クロスバイクの多彩なモデル構成のなかで入門用の初心者モデルとして位置付いているのが、今回購入した「ESCAPE R3」だ。このモデルは抜群のコストパフォーマンスを持っていて、経済的に厳しい (まったく、欲しいものが多過ぎてキリがない)、初心者レベル同等までに反射神経と基礎体力が低下した中年には、まさにぴったりの選択となる。

STOPランプ連動スイッチを組み込む
STOPランプ点灯の仕組み
ブレーキングにてスイッチが入り、
取り付けたランプが自動点灯する
昼は赤色ではなく透明な所がよい
ライト消灯時は無色で、点灯すると赤くなる。
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 色々な部分を確認していくと、投資したコストに対するパフォーマンスの高さに唸ってしまう。これなら、売れないはずが無いという感じだ。この文章を読んで購入を検討する人はあまりいないだろうが、もしも購入される場合があるとすれば、その際の参考にされるといいと思うのでちょっとまとめてみよう。

 参考として、私のレベルを紹介すると、以下の状態だ。

 まず、競技は未経験。ロード、マウンテン、クロスと乗り継いでいる趣味ライダーとでも言ったら良かろう。マウンテンは車に積んでよく出かけた。鬼怒川温泉周回、諏訪湖一周、などの観光地でのポタリングや、那須のハイランドから沼っ原湿原、松原湖から小海リエックを越えてその先(横岳方面を目指したが断念)、日光市街から霧降高原、など、舗装路であるが山にも登っている。クロスバイクに変えてからは、輪行での秩父お遍路や街乗りが中心になっている。ほったらかしも多いが一応のメンテナンスと各種部品交換は、自分で行っている。


 かなり、気に入ってしまったので、この自転車自体のことを説明しておこう。

 まずは、購入品からはじめよう。このモデルは、購入すればすぐに活動開始が可能だが、以下のパーツは別途調達が必要だ。

 「ボトルゲージとランプ」はない

 これは無くて当たり前。ボトルゲージはダウンチューブとシートチューブの2箇所にタボがあり、取り付けが可能。ランプは基本的にはハンドルに設置となる。私は、フロントフォークのクイック・リリース上にアタッチが可能なランプステーを取り付けた。

 「泥除けやキャリア」は必要に応じて

 泥除けは通勤利用以外は余り必要ではないだろう。私は通勤では利用しないので、購入の予定は無い。 キャリアに関しては、ツーリング時には、無骨には成るがアルミ製のシートポストに設置するタイプのものをつければ良いと思う。

交換済みのシート
交換したシート


いぶし銀のカーボン風アクセントと下の銀モールが
ブラックトーンの車体色と合っていて、いい感じだ。
フレンチバルブなので、ポンプは必須
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 「スタンド」がない

 ツーリングでは無くても何の問題もないが、途中でコンビニやスーパーに寄りたくなる「街乗り」では、無いと停車できない場合がある。私は、センタースタンドを取り付けた。新規に購入したが、そのスタンドはクリック感は抜群で軽量でありデザインもスマートな優れものだが、チェーンステーに干渉して取り付けができなかった。このため、仕方なく前の自転車から使い古した物を移設した。(下の写真でも判るが、色がシルバーなので目立ってしまい、違和感がある。)

 「グリップとペダル」は付属

 私は、長く乗る際にはグローブをしているので余り関係が無いが、GIANTのオリジナルグリップは優れものだ。手のひら面を載せやすくし、ショックを和らげる構造のフラットな突き出し形状のものが付いている。初めてグリップを変えたい衝動が起きなかった。

 ペダルは付属している。この自転車の2006モデルはちょっといただけなかったが、そのペダルからは改良されたものが付いている。しばらくはオリジナルで使うと思うが、体力が復帰したあかつきにはクリート用のクイックロック面と通常の抵抗面のダブル用のものに交換する予定でいる。

 「体力?」

 付属してもいないし、購入もできない。快適性や爽快感は<プライスレス>で付属してくるが、体力の獲得には努力する以外に選択肢がない。 ちょっと残念に思う。

移設したセンタースタンド ボトルゲージはダブル設置が可能。

 ボトルゲージはダブル設置が可能。
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 次は肝心の「走りに関する部分」を説明しよう。


 変速ギヤに関して・・・

 リアのギア枚数は8枚だがインナー側のギヤの歯数はかなり多く、逆にフロントの3枚はロー(インナー側)が小さく設定されていて、変速比が大きく選択できるようになっている。ロードモデルのギヤや他社モデルと比べると、ちょっと驚く位い大きな歯車がリアについている。
 
 メーカーの解説書によると、このギヤ設定はアップダウンの多い日本の事情を考慮して設定したもの、ということだ。

 私が住んでいるのは関東平野の中央部分だからそれほどでもないが、平野が途切れるあたりや盆地などでは有効だろう。輪行やツーリング、車に積んでの企画などでは、ありがたみが身にしみるに違いない。

 そんな訳で、街乗りの際は、軽い漕ぎ出しとあっという間の加速が可能だ。一度速度に乗ってしまえば、重いギヤでも流れるように走ることができる。

 シートに関して・・・

 オリジナルのシートは幅広でソフトな仕上げで、シートポスト(ステー)に組み込まれたショックアブソーバとよくマッチする。私は細身のシートのほうが慣れているので、新しいデザインのものに変えた。前の自転車のもの(安物だが一応ハンドメイドのイタリア製)を移設しようかと考えたが、デザインの「真ん中の空洞が圧迫を軽減する」という機能性に惹かれ、物色していたら掘り出しものが見つかったためだ。

 ちなみに、ポストの抵抗量(ショック吸収量)は自分で確認しながら簡単に調整ができる。ポストのクイックリリースを緩めて、シートチューブから抜くと、ポストの一番下に調整用のつまみがあり100円玉で捻れば適性量に変更が可能だ。

デザインの良いクイックリリース  ハンドル部分
 ハンドルからのステーを追加し、
 コンパクトにまとめてみた。

 インジケータランプとメータが一軸で設置できる。
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 タイヤに関して・・・。

 タイヤ幅は、前の自転車では35(700-35C)だったが、今度は”28C”でロードモデルに少し近づいた。

 ロードの25や23ではパンクの不安があるので、このくらいのサイズが安心する。

 ホイールはアルミのハイ・ウォール(ディープ・リム)タイプ。シールでデザイン上の工夫がしてありちょっとコストを意識し過ぎだ。しかし、剥がれて来ない耐久性を持っているのであれば、これでも充分だろう。スポーク数はスポーツモデルらしく間抜きがしてあり、少ない設定で軽量化に貢献している。

 タイヤ自体のパターンはスリックで、抵抗感がなく、スピードに直結する。

 高い空気圧を維持するために、バルブは仏式だ。普通のポンプでは空気を送ることができないので、専用品が必要になる。ただし、バルブタイプの変換アダプターが一つ付属している。通常のポンプや一般的なハンドポンプでもアダプター利用で空気圧の調整が可能だ。(アダプターは市売されてはいるが、出先での購入は絶望的だ。紛失したら一大事となるので専用ポンプは必需品だろう。)

 なお、前後輪ともにデザインの良いクイックリリースが付く。これがあると車への積載や輪行の際は重宝する。

<追記>
 その後、パーツ交換をしていくつかの部品に関しては状態が変わっている。センタースタンド、サイクルメータ、リアフェンダー、キャリア、などだ。
<2007.09.08:自転車のこと>や <2008.05.04:与野界隈の自転車散歩>で交換に関して記述している。ご参照いただきたい。
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