カレーと軍との間には密接な関係があると思っている。
「少年の家」などの屋外活動で大鍋で作るカレーも、ご飯は「飯盒(はんごう)」で炊く場合が多い。飯盒というのは軍隊で利用するコッヘルだ。
ぐらつかずに一度に多くの数が運べるように円形ではなく独特の形状を持っている。腰に着けても安定するあの製品は、正確には「兵式ハンゴー」という名称だ。
山では荷物になるので私達ワンゲル部員が使うことは無く、私などが山へ持っていくのはもっぱら携帯に便利なスタックできるコッヘルだ。ところが、そうした現場をよそに、演習としての野外セミナー(親子野外教室や青少年xxなど)などを舞台に、未だに集団活動などでハンゴーが登場する。特にカレーが献立とされる場合は、兵式ハンゴーの出番が多い。
「同じ釜の飯」を食べて一致団結した旧軍同様に、同じ鍋でご飯を食べて結束を深め、さらに集団の一体感を増そう、と言う取り組みなどには持って来いの道具だてらしい。
これも軍とカレーとの深い関係の一つの表れだろう。 (すみません、ただの「こじつけ」です)
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