今回は、レンズの選択を失敗した。
100mmマクロ、135mmしか持って来なかった。リア・コンバータを念のためにバックに入れたが、2倍では少し重くなるので1.4倍の方を選んでしまった。135mmに装着すると約200mm、APSデジタルなので35mm版にするとX1.5の焦点距離換算、その状態で実質300mm相当となる。
「アズマイチゲ」が林床に咲いているが、どれも遊歩道から離れている。「イチリンソウ」や「ニリンソウ」も同様だ。遊歩道からの立ち入りを禁止する保護用のトラ・ロープの先に小さく咲いているので、300mmでは短すぎる。
リア・コンバータを装着しているのでカメラの露出制御は「中央重点測光」になる。暗い状況の中に浮かんでいたり逆光に輝いていたり、という白花なので露出が外れる。さらに、135mmの開放F2.8に近い状態でないと被写体との距離が遠いのでボケが弱くなり背景が極端にうるさくなる。
リア・コンバータでは絞らないと画質が悪くなるが、作画を考えると絞ることが出来ない。絞るれないにもかかわらず、絞ったのと同じ絵になってしまう。
そんな訳で、アズマイチゲは上手く撮ることが出来なかった。
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