さいたま市からみた越生(おごせ)は、秩父への入り口となる寄居(よりい)の手前にあり、奥武蔵の山々が始まる場所になる。
一番奥にある「黒山三滝(くろやまさんたき)」からひと山を越えれば、一時間ほどで「関八州見晴台」や義経伝説が残る「顔振峠(かあぶりとうげ)」となり、そのまま進んで山を降りていけば、ほんの僅かでなじみ深い西武秩父線の吾野(あがの)にいたるような場所なのだ。
アクセスとしてはJR八高線か東武東上線(乗り換えで東武越生線)の「越生駅」から<黒山>行きのバスに乗って「麦原(むぎはら)」バス停に向かう。
バスは営業本数が少なく要注意だ。大体一時間に一本だが、11時台などは運行がないので10時のバスを逃すと約2時間ほど駅からの移動ができなくなってしまう。 |