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2007.07.06
越生、あじさい街道(あじさい山公園)
              (*BGMが流れます) BGMが流れます。 <In The Moonlight by Blue Piano Man>  

アクセス;
 あじさい街道; JR八高線、東武東上線―越生(おごせ)駅よりバス
           麦原バス停下車  ・・営業本数が少ないので、要注意
 あじさい山公園;麦原バス停より3Kmあまり(山へ向かうのでのんびり歩いて約50分ほど)

カメラ;
 PENTAX Ist−D

レンズ;
 PENTAX DA18−55mm F3.5−5.6 AL
 PENTAX DA50−200mm F4−5.6 ED
 PENTAX DFA100mm F2.8 マクロ

三脚;
 スリック トラベルスプリント GM

 (画像添付時に約30%程度に圧縮)

 二十四節句でいうと季節は「小暑」。もうしばらくで夏本番、暑い季節がじきにやって来る。

 さて、何度か出掛けようと思いながらも、なかなか行くことができなかった「越生(おごせ)」だが、遂に行くことができた。東上線の「越生駅」からは若干離れているが、「あじさい街道」と「あじさい山公園」に行ったのだ。そして、そこで溢れるように咲く、沢山の紫陽花を楽しんできた。

「あじさい祭り」が開かれていた
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 越生駅から秩父側(都幾川村:ときがわ)へ向かい一番奥まった場所になる「黒山三滝」に行った際、その帰りの途中で「あじさい街道」という標識を見つけて以来、紫陽花のシーズンが来て、訪れるの事を楽しみにしていた場所だ。

 2006.08.14; 「越生 涼を求めて、黒山三滝(紫陽花公園)」
 2008.05.01; 「奥武蔵、顔振峠から黒山三滝へ抜ける」

 例年、シーズンには「あじさい祭り」が行われているようだ。

 「あじさい山公園」は斜面に階段状に開かれた山腹に展開する公園で、その南斜面に溢れるように紫陽花が栽培されている。

 「あじさい街道」は滝に行く県道沿いにある「麦原」バス停から山頂の公園まで続く3Kmあまりの登り道だ。その道脇には5000株の様々な紫陽花が咲いている。(去年より2000本増えている) この道はずっと舗装路だが、麦原(むぎはら)川―美しい渓流―沿いに進むのであった。

バス停から歩く人は、あまりいないようだ 山間に咲く

 さいたま市からみた越生(おごせ)は、秩父への入り口となる寄居(よりい)の手前にあり、奥武蔵の山々が始まる場所になる。

 一番奥にある「黒山三滝(くろやまさんたき)」からひと山を越えれば、一時間ほどで「関八州見晴台」や義経伝説が残る「顔振峠(かあぶりとうげ)」となり、そのまま進んで山を降りていけば、ほんの僅かでなじみ深い西武秩父線の吾野(あがの)にいたるような場所なのだ。

 アクセスとしてはJR八高線か東武東上線(乗り換えで東武越生線)の「越生駅」から<黒山>行きのバスに乗って「麦原(むぎはら)」バス停に向かう。

 バスは営業本数が少なく要注意だ。大体一時間に一本だが、11時台などは運行がないので10時のバスを逃すと約2時間ほど駅からの移動ができなくなってしまう。

この色が一番イメージに合う 道祖神とキツネノカミソリ

道祖神(馬頭観音)の脇に咲く、
紫陽花とキツネノカミソリ
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 「麦原」バス停で下車してから先は徒歩になる。

 バス停横の案内版どおり、「越辺(おっぺ)川」に掛かる天満橋を渡って進む。越辺川は入間川、さらに荒川へと合流する地点の川島町あたりでは実に大きな川だが、ここではまだ渓流の細い川に過ぎない。その先にすぐ現れる麦原川に沿って、さらに徒歩で山を3キロほど登った奥に、目指す「あじさい山公園」がある。(麦原川は、この小さな橋のすぐ先で越辺川と合流する)

 さて、「あじさい山公園」だが、5.6ヘクタールの広さで、山の南斜面に15000株の紫陽花が植えられている。

あじさい街道の様子
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 バス停から公園へ向かう道は、ずっと舗装路だ。紫陽花のシーズンの土日は込み合うが、道の行き着くその奥には麦原の集落しかないので普段はめったに車は通らないようだ。

 美しい渓流の麦原川に沿って公園へと到る道脇に、先に記したように株数が増えて5000株、様々な紫陽花が植えられてずっと咲き連なっている。この道が「あじさい街道」だ。山に向って道の左側の川側を歩けば、川面を渡る風で多少は涼しく登ることができるだろう。

 公園の先あたりからは山裾に麦原の集落があるのだが、家の入り口や道々にも丁寧に植えられた紫陽花が咲いている。実は、この地区の人たちが麓から続く山道全体の紫陽花を手入れしているのだという。

渓流脇に咲く額紫陽花
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渓流(麦原川)脇に咲く

渓流(麦原川)沿いに道は続く
渓流の横は山すそで、林が続く

 さて、公園へ至る道からは、ずっと麦原川の渓流が楽しめる。

 3キロ余りの坂道を登るわけだが、登山道ではなく舗装路なので足元を心配する必要は無い。それに道の各所に、丸太を切ったような休憩用のベンチが用意されている。

 川面を渡る風を楽し見ながら流れを見つめたり、次々に現れる紫陽花を楽しんでいるうちに、50分ほどで「あじさい山公園」についてしまう。

紫陽花の咲く小道から

紫陽花の咲く道を3Kmほど登る
渓流脇に用意された休憩用のベンチから
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 『紅い紫陽花も華やかで綺麗なのだが、私は青い色のものが気に入っている。そして同じ青でも、ほんの少し絵の具をにじませた様な、淡い花が好きだ。ハイキングに出かけて、山合いで出会う山紫陽花も大好きだが、青い額紫陽花も日影などで咲いていると可憐でいい。』
 
と、上尾丸山公園の紫陽花(2007.06.16 「花菖蒲・あやめ・睡蓮・紫陽花」)のページで書いたが、ここでもそんな紫陽花に沢山出会うことができた。

  ユキノシタが咲く
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公園での紫陽花(南斜面へ広がる)

 公園は、山の南斜面一体に広がっている。

 花は斜面全体に展開しているが、それを見る通路は山道ではなく、遊歩道として区画割りがされて、充分に整備されている。

 斜面の上部は展望が開けているので、遠くの山並が楽しめる。そんなに上部に行かずに中腹あたりから見下ろすだけでも充分で、眼下に広がる紫陽花の咲く様子が楽しめる。その景色は実に壮観だ。

公園の紫陽花(もみじだろうか)
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青い色。少し薄いものもいい 麦原の集落に咲く

 公園から、さらに奥に登ると麦原の集落が現れる。

 家の横や道脇に咲く紫陽花と、ひっそりとした古い家の様子が調和していて、ちょっといい雰囲気だ。 私は、公園の少し先まで歩いていってその様子を何枚か写真に撮ってみた。

 さらに山へ進んで都幾川(ときがわ)村方面?へ抜けることもできそうだが、来た道をまた戻ることにした。
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紫陽花の根元に咲いていた 可憐な色合い

ねむの木と紫陽花の斜面

ねむの木越しに見る公園の紫陽花

(南斜面いっぱいに咲いている)
公園で見かけた蝶
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勿論、汲ませていただいた 清流が湧く

 公園からしばらく歩いたあたりで、沢の水を見つけた。

 麦原川には幅1メートルほどの木製の小さな橋がところどころに掛かっている。それは、川の向こうのお墓へ行くためであったり、梅林へ行くためなど、集落の人々の個人的な色々な生活上の用途を満たすために設えられたもののようだ。 ロープで立ち入り禁止となっている橋もあるが、なんの規制もしていないものもある。

 そんな小さな橋をふと見ると川に沢の水が流れ込んでいるところがあり、しかも飲めるように竹で細工がしてあった。どうしようかと迷って写真に撮っていると、やはり我慢ができずにその水を頂くことにした。

 冷たい清水で、ちょっと苦い味がした。持っていたプラティパス(強化ポリエチレンのパック水筒)に1リットルと、500mlのペットボトルに水を満たした。これで、また、おいしいお茶が楽しめる。
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橋の先には、ヤマブキが咲く 珍しい色の紫陽花を見つけた

素敵な色の紫陽花を見つけた。
(初めて目にする色)

こんな色もいい 清楚な紫陽花
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 帰り道は、ずっと下り道になるので歩くのには多少の余裕がでる。

 ところどころの道脇には、川岸へ降りる階段が付いている。先の個人用途の小さな橋と同様に、やはり場所によってはチェーンなどで立ち入りを禁止されている場合があるが、綺麗な景色のことろは降りられる場所も多いようだ。どのようなルールになっているのだろうか?。

 ちょっと川面まで降りて、渓流の様子を楽しむことにした。

美しい渓流 ヤブカンゾウ

紫陽花の横で咲くヤブカンゾウ。

 紫陽花の横で鮮やかな色のヤブカンゾウが咲いている。

 この花の鮮やかなオレンジは、夏の山の花に相応しく、いかにも山に来たなと感じさせるものがある。
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オカトラノオ
オカトラノオ

 一方、それに比べるとすこし印象は異なるが、白い花たちにも捨てがたい魅力がある。

 岸辺で小さな花を並べるオカトラノオも可憐だし、林床に咲くオオバジャノヒゲもなかなかいい。

 オオバジャノヒゲは背が低いので、多くは伸びた夏草に埋もれてしまっている。この写真の一輪は、丁度草の間から顔を出していた所を見つけて写したが、普通に歩いていては、見つけにくいかもしれない。

オオバジャノヒゲ 紫陽花を背景にしたオカトラノオ
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 公園へのアプローチが舗装路なので仕方が無いが、贅沢を言えば同じ距離の坂道を歩くならやはり登山道がいいと思う。

 登山道ならば、ここで出会った以上の季節の草花と出会えただろうと思われるからだ。最初に「あじさい街道」を見つけたときには知らなかったが、ネットなどで調べてみると、ここはポピュラーな観光名所だった。観光地であればアクセスの容易さはやはり必要だろう。

 「舗装路」ということは生活のための道路という意味であり、日々の生活が確立されてこそ「潤い」が保障されるのだから、それを惜しんでも仕方が無かった。ましてや、多くの人たちが共通に楽しもうとすれば、道路をはじめとして様々に整備されるのは当然であろう。

 生活者でないものが「山道」でないことに苦情を言うのは申し訳ないのだが、それが判った上での贅沢を言ってみたくなるほどに、巧みなカーブを伴って視界が開けるこの坂道の景観は、それは素晴しいものなのだった。

青い紫陽花
白い花の後に見る青い紫陽花もいい
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 道脇の川の反対側は、崖(斜面)や林になる。

 そうして目に付いた林の脇を注意してみると、やはり夏の代表的な山野草に出会うことができた。紫色の「ヤマホタルブクロ」だ。園芸品種では赤に近い色だったり、はては白い色の花も見かけるが、やはりこの淡い紫がしっくりする。

 麦原川は蛍が飛び交う事でも有名な場所らしい。夕方、蛍が飛んできてこのホタルブクロに入って淡く光ったら、それはまさに夢のようだろう。しばらく、この花を見つめて、そんな空想を楽しんだ。

 ヤマホタルブクロの発見に気をよくしてさらに林脇を注意してみると、色鮮やかではあるが見落としてしまいそうなほど小さな、キツネノカミソリの可愛らしい蕾を見つけた。

ヤマホタルブクロ  キツネノカミソリのつぼみ
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