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2007.09.17
秋を感じて

アクセス;
 浦和 別所沼公園; JR埼京線―中浦和駅

カメラ;
 RICOH CAPLOI GX−100 24-72mm F2.4  (前半5枚)

カメラ;
 PENTAX Ist−D

レンズ;
 PENTAX DFA100mm F2.8 マクロ

 (画像添付時に約80%程度に圧縮)


 「白露」を過ぎて随分と過ごしやすくなってきた。二十四節句でいうと来週は、もう「秋分」になる。

 どうしたものか、と考えているうちに三連休も終盤になってしまった。当初の天気予報で、連日雨となっていたので出掛ける予定を立てなかったのだが、何のことは無い、連日の秋日和ではないか。

 いつも楽しませて頂いているSHIHOさんのブログでは、秋の入り口を切り取った素敵な写真が掲載されている。暑い暑いと騒いでいるうちに、季節は早くも秋なのだ。昨日訪れたいつもの日帰り温泉でも蜩(ひぐらし)が鳴いていたし、夜に耳を澄ませば澄んだ虫の音が聞こえる。

 連休の最終日になって、居ても立ってもいられなくなってきた。そこで私は、思わず自転車を漕ぎ出すことにした。

多分、今年最後の「カキ氷」

16日に、いつもの日帰り温泉へ行って食べたもの。

(子供が好き放題にシロップを掛けたのだが、
自分で掛けておいて「やっぱり2色くらいが丁度いい」
などと分析していた。)


今年は随分とアイスを食べた・・・。
カキ氷
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 自転車で見つけた「小さい秋」を紹介する前に、ちょっと季節感があるので、こちらも紹介しよう。

 週末に仕事で出かけた昭島駅前にあるショッピングモールで、「奥多摩フェア」というのをやっていた。そこでは、いくつかの温泉(丹波山、小菅、数馬など)の紹介やそれらの日替わりでの足湯サービス、周辺の物産即売などがあり、仕事帰りにいくつか気になるものを買ってきた。

 写真の青梅(おうめ)の藍染の袋や沢井の日本酒などがその戦利品だ。

 夏の暑い盛りには思い出しもしないが、秋の始まりにはやはり日本酒がしっくり来る。買ってきたのは沢井にある創業元禄15年、小澤酒造の「秋あがり」ともう一本、もみじのイラストが綺麗な生貯蔵酒「大多摩」だ。
 
 日本酒とくれば、肴は旬のものだろう。フェアでは、炭火で「ヤマメ」が焼かれていて、見ていたらどうにも我慢ならなくなってきたが、なんとか思いとどまった。しかし、家まで来る間に、だんだん後悔が深くなってきて (なぜ食べなかったのだろう・・) 帰りがけにアユを買ってしまった。

 「秋あがり」には、純米 元禄蔵貯蔵 限定醸造 と書かれている。まろやかなのにこくがある味わいの深いのど越しの旨いお酒だ。 裏のラベルには 「十分に味がのって 酒が太くなっている。 夏を越さないとこうはならない。 ・・・(以下省略)」と書かれていて、思わず唸ってしまった。名言だろう。

 確かに、「夏の暑さ」があるからこそ、そこから「実りの秋」が来るのだと実感した。生活においても、もっと言えば人生においても、同様だろう。

奥多摩フェアで買った青梅(おうめ)の本藍染

青梅(おうめ)の藍染屋さんのもの。

携帯用の茶器を入れるのに丁度手ごろな大きさだ。

本藍染なので、しばらく使うといい味が出ると思う。
台湾のお茶に合う

銘酒、秋あがり アユ

アユの端正な味がこの日本酒にぴったりだ。
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 さて、連休の最終日になって居てもたってもいられずに自転車に乗って出かけたのは「赤羽(あかばね)」の街だ。

 赤羽には少し距離があるので、まず、途中の浦和にある「別所沼(べっしょぬま)」で少し休憩した。

 別所沼は中浦和駅から間近いのだが、そこは沼というより大きな池で、その周りは遊歩道として整備され、森や広場や遊具のある公園(別所公園)の一部となっている。

 そして、中浦和駅からの道側の公園入り口近くに小さな蓮池がある。

睡蓮

 覗いてみると、可憐な睡蓮がいくつも咲いていた。

 今年はいつまでも暑い日が続くので、睡蓮もまだ咲いていたようだ。こんな時期にめぐりあえるとは思っていなかった。

 初夏のイメージがあるその睡蓮の横の土手では初秋を彩る彼岸花が咲き始めていた。考えてみると、来週は「秋分」で、まさに季節はもう秋。お彼岸なのだった。

咲き始めた彼岸花
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このあたりで多く見かける白い彼岸花

最初、目にしたときは驚いたが、
<さいたま>では白い彼岸花もよく目にする。
彼岸花

このあたりで多く見かける白い彼岸花 彼岸花

 紅い彼岸花が田の畦に転々と咲いていたり、林の間で木漏れ日を浴びて群生(2007.09.24 「秋を感じて(コスモス)」)していたりする様子が大好きだ。

 なによりその大振りな花の様子が秋の訪れを感じさせる。 「感じさせる」と言うよりも、見る人に秋がやって来たことを納得させる力がある、とでも表現すべきなのだろうか。この花はそんな凛とした強さを持っていると思う。

 紅い花の持つ圧倒的な力と、写真の白い彼岸花の持つものは、実は少し違うようだ。

 雰囲気というか、妖艶ではなく清楚な感じと言おうか、白い花の可憐さも捨てがたいよさがある。 

彼岸花 睡蓮
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