「ばら園」へ行く前に公園内の樹林帯を散歩する。
何かしら、綿毛のようなものが飛んでいた。飛ぶ、というか頭上から次々に振り降りてくる。その数はまるで満開の桜が散る様子に似て、飽くことなく続いて降ってくる。
地上を注意すると、降って来た「綿毛」が積もって、所々、白くなっていた。
長年、木々に親しんでいるが、こんな事は初めての経験だ。与野公園の森は広葉樹の太い木が幾本も植えられて大樹となり、中央部分は度の樹木も大きく枝が張り出して地上を覆っている。状態としては疎林の形で、木に囲まれた明るい広場のようになっている。その外周には学習を兼ねて、名前と簡単な説明が付いたプレートが掛けられて様々な樹が植えられている。
広場を兼ねたこの中心部の木々は単相で、「クヌギ(カシかも知れない)」の樹が多いようだ。
そうしてみると、これは「クヌギ」の樹木が放つ花粉なのだろうか。
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