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2008.09.27
秋晴れの薔薇 (与野公園)

アクセス;
 与野本町;JR埼京線―与野本町駅から徒歩;与野公園

カメラ;
  PENTAX Ist−D
  ・・K10−Dは、バッテリーの充電ミスのため待機(薔薇の後、28日の写真はK10−Dによる)

レンズ;
 PENTAX DA50−200mm F4−5.6 ED
 PENTAX DFA100mm F2.8 マクロ

 PENTAX P120mm F2.8



 (画像添付時に約30%程度に圧縮)


 与野公園の薔薇、去年、気がついて秋の入り口にも沢山咲いている事(2007.09.23 「秋を感じて(秋薔薇とコスモス)」)を知った。

 春たけなわの5月に、「与野公園 ばらまつり」(2007.05.13 「咲き誇る薔薇(与野公園)」)が開かれる。広い花壇に一斉に咲いて、その様子は実に見事なのだが、その時期に咲いている多くの花が秋にもまた咲く。元々2度咲きの種類なのか、それとも株によって植える時期をずらして咲く頃合までもを管理者が調整しているのか、は判らないが、同じ花の咲くのを年内にもう一度楽しめるのだから、なんともありがたい。

レミー・マルタン
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キャラ・ミア 夏の落し物

 春先と同じような気温になっているということだろうか。あまりその実感が無いが、確かに「秋分」を過ぎると、急に涼しくなる。暑さがまだ残る宵に賑やかに鳴いていた虫の音も、心なしか少し変化しているように感じる。

 近所の川原などでは彼岸花が咲き揃い、コスモスも刈り取った田の畦に美しく映える状態(2008.09.23 「秋の入り口を追いかけて(彼岸花)」)だ。季節は秋の深まりに向かいつつあるが、まだ、木々の色付きには時間がかかる。

 草花ではなく、木の葉を観察すると、気の早い桜の葉が何枚か黄色に変わっているくらいだ。公園では百日紅(さるすべり)の赤い花が盛んで、まだ夏の名残がある。でも高みに咲くその花の向こう側に透かして見える空は、夏色ではなくて、ひときわ高く澄んでいる。

 こうして、季節の移ろいをゆっくり楽しめる地域にいることを感謝したい。北日本や関東の山間では、秋の入り口はごく僅かの時間だ。夏が過ぎて秋が来れば、もうそこには冬の足音が近寄ってきているのだから。

ホワイト・マススターピー
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? スーパー・スター

 与野公園の薔薇は、実に多様だ。今年は土の入れ替えや養生などを管理者(さいたま市)が手入れを行ったために、またいつもの元気を取り戻したようだ。

 紅い花をつける種類がいくつもあるが、特にその色が春に目にするものよりも濃いようだ。JPEGで撮ってサイズを調整するために圧縮すると、もう色が飽和してしまうほどだ。淡いピンクの花も好きなのだが、そうした色の花は春のほうが多く咲くようだ。

サラ・バンド サラ・バンド
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 与野公園の近くにある店で蕎麦を食べようと思った。秋口と言えば、そろそろ「新そば」が出始める頃だ。

 二八の更科で、美味しい蕎麦を食べさせてくれる「善天」という店(2008.05.04 「与野界隈の自転車散歩」)だが、薔薇を撮っていて時間がなくなってしまった。まあ、また散歩してくればいい。寄れなければそれでも良くて、またの機会の楽しみにすればいい。何も焦ることは無い。「新蕎麦」が出れば、日を追うごとに美味しさが増すのだから。

 秋になると、楽しいものが増える。特に旬の食べ物がそうだ。蕎麦もそうだが、秋刀魚なども美味しい季節がやってくる。

 魚といえば、2週ほど前、天然の鮎を頂いた。子供の幼馴染みの同級生の父君が鮎釣り師(2006.06.18 「豊年えびは豊作の証」)で、釣果のおすそ分けを3匹も頂いた。なんと言っても天然ものだ。そこらで買った代物とは土台の味が違う。この時期の鮎は産卵の為の「落ち鮎」で、初夏の若鮎より味が落ちるといわれるが、私はこの時期の鮎も大好きに思っている。

 天然は無理としても、養殖ものなどでは「子持ち鮎」などで売られているものを見かける。わざわざ届けて貰った鮎が余りに美味しかったので、翌週は、川魚に味を占めて「山女(ヤマメ)」の養殖ものを買ってきた。体側に美しいパーマーク(斑紋)がある渓流でも上流域に生息する優雅な女王だ。天然ものとは比較にはならないが、それでも旬の味の雰囲気は楽しめた。

 少し肌寒い日などは、あっさりと湯豆腐などもいいし、茸の類もコクが出て美味しくなる。色々揚げたが気が着けば書いているのは、皆、酒(日本酒)の肴ばかりだ。

 まあ、何かと気になる日々がやってくる。

セリ

 薔薇を撮った翌日、近所の田の横に咲いている野草を撮ってみた。畦の一角を仕切って植えられているので、本来は野草ではないが、ほとんど自生に近い状態になっている。だから、姿も自然そのものだ。幾つかは園芸種だろうが、実は名前がよく分からない。

 夕方近くなどに散歩すると、実にいい雰囲気で咲いているのを楽しめる。周りでは虫達が鳴いていて、そのごく僅かな一角だけが、草の匂いのする世界なのだ。春や夏にも、この場所の草花は美しく、よく写真に撮っている。そういう意味では、散歩の際の「お気に入りの場所」だ。

エビスグサ
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 コスモスが咲き揃うには、まだもう少し先だろう。

 生憎、徒歩での散歩道にはコスモスが植えられた場所は無いが、少し自転車を漕げば、簡単に出会うことが出来る。さらに自動車で出かければ、上尾の「丸山公園」や「花の丘公園」など、群落で咲き揃う様子が楽しめる。

 寒露(かんろ;10月8日)を過ぎたあたりが、この辺りでの見ごろだろうか。あと少し待てば、あの可憐な花々の中に立ち、満開の様子を撮れる。

 少し身勝手な願いだが、こうした散歩道に一群れでもいい、コスモスの咲く場所があれば一番いいのだが。

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<2008.10.05 追記>

カメラ;
 PENTAX Ist−D

レンズ;
 PENTAX SMC−TAKUMAR 24mm F3.5
 PENTAX SMC−TAKUMAR 105mm F2.8



 そういえば、TAKUMARレンズの24mm広角では、デジタルで撮った写真が無かったことに気が着いた。いや、レンズ専用の保存(防湿)ボックスからひっぱり出して、改めて古いてレンズを眺めていた。35mmフィルムサイズでの24mmなので、デジタル一眼に付けると丁度35mmの換算になる。

 オーソドックスな広角レンズの焦点距離となるが、暗めのレンズなので開放状態でも被写界深度が深くて、一種独特の絵になるだろう。そんな想像をしていたら、写してみたくなってきた。

24mmにて、田の畦に咲く
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 もう16時を過ぎているので、F3.5では少しきつい明るさだ。しかも小雨模様で光量が足りない。それでも一応、24mmだけでなく、105mmも持って出る事にする。綺麗な花が咲いている場合に備えた。

 田の畦横では沢山の花が咲いている。そこで何枚か写して、その先の氷川神社へ行ってみる。神社への参道脇には幹の太い欅の大木がある。大人でも一抱え以上の太さなのだが、その大樹の横にカンギクが咲いていた。(シマカンギクと思うが、名前が判らない)

 秋の夕暮れ時に見る、浮かぶようなキクの黄色も優しくていい感じだ。


 黄色が「優しい色」というのは、子供が「黄色っていろは、それにしても、やさしい色だね」と言っていたからだ。

 黄色はどちらかというと好きな色の部類に入るが、元気さや健康的な感じはしても、子供に言われるまで「優しい」と感じた事はまったく無かった。柚子の実をスケッチしていた時に子供に言われてから、私もこの色に優しさを感じるようになった。

 なるほど、「優しい色」か、と思ってみると、確かにそのとおりだ。もうじきにお目にかかるはずの黄色に熟した柚子の実や、この日写した菊の色など、まさに優しさが一杯に溢れている。
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氷川神社の拝殿 ヤブカンゾウ

 参道の横から、そのまま境内に入ってみる。

 拝殿の手前に石をくり貫いた手水桶があるが、その少し先に繋がれた犬がいた。夕方の散歩の途中で、ご主人がお参りをしているのだろう。鳴くことも無く、繋がれて騒ぐ様子も無い。よく躾けられた犬であった。

 「待て」中の犬は、ご主人の行方が気になって仕方が無いようだが、利発そうな顔つきで静かに待っていた。

24mmにて、田の畦に咲く ホオズキ
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