与野公園の近くにある店で蕎麦を食べようと思った。秋口と言えば、そろそろ「新そば」が出始める頃だ。
二八の更科で、美味しい蕎麦を食べさせてくれる「善天」という店(2008.05.04 「与野界隈の自転車散歩」)だが、薔薇を撮っていて時間がなくなってしまった。まあ、また散歩してくればいい。寄れなければそれでも良くて、またの機会の楽しみにすればいい。何も焦ることは無い。「新蕎麦」が出れば、日を追うごとに美味しさが増すのだから。
秋になると、楽しいものが増える。特に旬の食べ物がそうだ。蕎麦もそうだが、秋刀魚なども美味しい季節がやってくる。
魚といえば、2週ほど前、天然の鮎を頂いた。子供の幼馴染みの同級生の父君が鮎釣り師(2006.06.18 「豊年えびは豊作の証」)で、釣果のおすそ分けを3匹も頂いた。なんと言っても天然ものだ。そこらで買った代物とは土台の味が違う。この時期の鮎は産卵の為の「落ち鮎」で、初夏の若鮎より味が落ちるといわれるが、私はこの時期の鮎も大好きに思っている。
天然は無理としても、養殖ものなどでは「子持ち鮎」などで売られているものを見かける。わざわざ届けて貰った鮎が余りに美味しかったので、翌週は、川魚に味を占めて「山女(ヤマメ)」の養殖ものを買ってきた。体側に美しいパーマーク(斑紋)がある渓流でも上流域に生息する優雅な女王だ。天然ものとは比較にはならないが、それでも旬の味の雰囲気は楽しめた。
少し肌寒い日などは、あっさりと湯豆腐などもいいし、茸の類もコクが出て美味しくなる。色々揚げたが気が着けば書いているのは、皆、酒(日本酒)の肴ばかりだ。
まあ、何かと気になる日々がやってくる。
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