朝の通勤列車でも、急に痛み始めて途中で降りたり、場合によっては家へ引き返したり、という事が何度か起こった。
いくらなんでもこうなってしまってはお話しにならないので、胃腸科・消化器科の主治医(いつもの頼れる先生)のもとを訪れて相談したのだった。
胃炎や十二指腸潰瘍、胃潰瘍、などで軒並みお世話になって、数年前にはそうした根源を絶つために「ピロリ菌の撃退」もして頂いたのだった。
だから先生は私以上に私のお腹については把握されているはずだ。痛みは週に2度程やってきて、痛みが無い時でも○痢が続いていた。その症状はもう2ヶ月ほども継続しており、一向に回復の兆しが訪れない。受診してでた先生の診断は「過敏性腸症候群」というもの。
xx症候群という病名は、要は原因が不確かだが明確な症状は現れていて、しかもそれが継続する場合に良く使われるものだ。そのため、私は先生にナニが原因でどうすれば緩和、あるいは回復するのかを突っ込んで尋ねてみた。
症状が継続しているという状態から思われる主要な原因は「過剰なストレスが主なものだろう」ということだった。そのストレスの要因は身体的なものに由来する部分もあるし、精神的な面もあるという。
処方は腸の働きを活発にするのではなく、制限する方向での整腸薬。それに痛み止め用の頓服と緊急時の○痢止めも出た。
痛み止めなどは服用すれば15分程で効果が現れるが、それだけに連続での服用はNGで、少なくとも6時間以上は空けないといけない。
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