去年は7箇所を廻らずに、はしょって近場で中断したままだった。そのことが前半期の超多忙な状態を招いたような気分があり、そこに引っかかりがあった。だから、今年は「七福神」すべてを回る決意をひそかに固めつつあったのだった。
それには「他力」の働きも必要だし、どうせなら気の置けない仲間と福を分け合った方がいいではないか。いや「分ける」のではなく、皆の幾本もの手で受け止めて「掴み取ろう」という積極性を出そう、というのが今回の企画の趣旨だった。
<コースの概要>
回るコースは与野本町駅を基点とした時計周り。1時間30分歩いて食事、その後2時間歩く、という行程で、途中に休憩を入れる。
起点は弘法大師の伝説の地、「二度栗山(にどくりやま)」で、JR埼京線の「与野本町」駅に集合する。
駅の裏手から霧敷川(鴻沼川)沿いに中央公園方向に歩いて「二度栗山」へ向かい、そこから川を渡って「鈴谷大堂」へ。埼京線の脇の小川に沿って進んでさいたま芸術劇場へ出て、そこから「円福寺」へ。そのまま与野公園へ向って「天祖神社」、向かいに回って「円乗院」を参詣する。
与野の本町通りの旧街道を歩いて「一山神社」、そのまま与野「氷川神社」へ。途中で「大国(おおくに)神社」や「御岳(みたけ)神社」、与野公園の「銭洗い弁天」、竜神説話の残る「長伝寺」などにも立ち寄ろう、という盛り沢山な内容だ。
何度か回っている七福神めぐりのなかで、今年は初めて与野本町をスタートにしたコース採りをするわけだが、与野の街で「七福神めぐり」を考えた場合は、やはりその順路であるべきだろう。最後にひなびた「二度栗山」では、すこしキツイと思えるからだ。
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