市内唯一の駅になるJR京浜東北線の駅前は、バスのロータリーになっている。そこから商店街が続く。
少し歩くと、店先に懐かしいパチンコ台のようなゲーム機を置いた店がある。「とねがわ商店」というお店だ。私が幼少のころは、こうした商店を「売り屋(うりや)さん」と呼んでいて、日々、小銭を握り締めてせっせと通ったものだ。
こうした店は、いまでは小学校の前辺りでしか見かけなくなってしまって、普通の商店街の中や近所の町内ではお目にかかれない。さらに、この店先に置かれたようなゲーム台となると滅多に見られるものではなく、川越の菓子屋横丁や葛飾柴又の駅からすぐの所にあるレトロを売り物にした店でしか無いように思える。
ガチャガチャ(ガチャポン)は今も人気で、多くの種類が店先に置かれているが、電気仕掛けでないゲーム台となると随分見かけなくなってきた。
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