ポタリング のインデックスページへもどる ポタリング の ページ      Top Pageへ移動Top Pageへ移動             このページを閉じる 閉じる

2010.08.21
メンテナンス・交換 ハンドル

カメラ;
 RICOH CAPLIO GX−100 24−72mm F2.5

 PENTAX K−10D
レンズ
 PENTAX FA50mm F1.4
 PENTAX DFA100mm F2.8 MACRO
 
TAMRON SP17−50mm F2.8 AL

三脚
 カメラの手振れ補正による

 (画像添付時に約30%程度に圧縮)



 GTR シリーズ4(2009.11.15 「いざ、ロードへ(自転車に乗ってU)」)  には CC420mmのアルミ製エルゴノミック(アナトミック)ハンドル(専用品)が装着されている。

 今回の作業は、このハンドルを交換する。

GTRシリーズ4

2010シーズンモデル GTRシリーズ4 LTD  RITEWAY カタログ・ページより転載 (2009.11 メーカー許諾済み)
ページTopへ移動
オリジナルのハンドル アルミ製の専用ハンドルが付いている。

形状はエルゴノミック(アナトミック)
デザインだ。

 ハンドルはステムによってフォークの軸上に固定されるが、購入当初にこの自転車のステムを交換している。これは、考えていた以上にトップ・チューブ長が長く、ハンドルの握り位置が遠かったためだ。サドル位置は後退幅の関係で変更できないので、ステムを短い物に変えて(100mmから70mmへ)調整をした。


<GTRシリーズ4 のハンドル形状>

 さて、ハンドルだが、GTR シリーズ4のハンドル形状は「エルゴノミック」(他のメーカではアナトミックと呼称)と呼ばれる多点保持ができる形状の専用品が付いている。

 そのハンドルで採れるポジションとしては、上からスプロケットを押さえるノーマル姿勢、バー中央部を握る巡航姿勢、ハンドル先端の曲部やフラットな下部を握る抵抗姿勢、これなどは下り坂での対応姿勢や高速走行時など、上体を低い位置で保つための握り位置だ。こうしてハンドル上のそれぞれの対応位置を握ることで様々な姿勢(ポジション)を確保する事が出来る。

交換前のハンドル周り 交換前のハンドル周り


ポジション出しのために、バーをしゃくっている。
エンドを地面と水平にするノーマル状態では、
前傾がキツすぎるためだ。
ページTopへ移動
交換前のハンドル周り

 ステムとの接合部からは直角ではなくすこし後ろに角度がついてバーが左右に延びている。これはハンドル外側の角部を握る楽な姿勢を取った場合の手の位置をシートに少し近づけるための形状としての工夫だろう。この部分に手を置きやすいように若干、楕円状にパイプが加工されている。パイプの素材はアルミ6061。表面はアメダイズド加工されている。この加工は少し高価なアウトドア用のアルミ・コッヘルなどで見られるもので、酸に弱いアルミの耐蝕性を保持するために施される表面処理加工だ。

 バーの下部はセンター部から先端までの長さと同じで、横から確認すると倒したU字状になっていて、ほぼ上部と同じ長さに構成されている。この上部の長さがハンドルの「リーチ」長だ。ステムに固定する軸部の中心からRのついた先端部分までの長さを表現している。GTR シリーズ4のハンドルではリーチ長は結構な長さになる。

 私(身長は172cm)のフレームは「Sサイズ」だが、ハンドル幅は思いのほか広い。CC(芯)で420mmのものが着いている。しかも下部(バーエンド側)は気持ち広がっているようだ。私は高校生の頃熱心にバドミントンをしていたので結構肩幅はあるほうだ。しかしこのハンドル仕様は、そんな私の肩幅よりも若干広い状態で、日本人の古い世代向け(要は中年ですな)とは言いがたいようだ。

交換前のハンドル周り 交換するハンドル

CC 400mm
リーチ 80mm
ドロップ長 125mm

<ハンドルを購入する (FSAのショートリーチ・アルミ・ハンドル 「WING COMPACT」)>

 いくらか走り込んでみても、幅広い感じは否めないので、今回はこのハンドルを交換することにした。

 新たなハンドルは、「FSA」のアルミ・ハンドル。ショート・リーチ・ハンドル 「WING COMPACT」という製品だ。このメーカはGTR シリーズ4のクランク(コンパクト・クランク)と前ギヤを供給している。ヨーロッパを中心に広く世界規模で供給している自転車パーツの大手メーカである。

 私の世代でハンドルといえば「日東」などが老舗メーカー(ブランド)として思い浮かぶが、なかなかに良い製品が見つかった。値段が僅か4500円と手ごろで、躊躇なく購入ができるのも有難い。

 購入した製品の幅はCC(芯−芯)で400mm。私の肩幅より僅かに狭く、ちょうど良いものだ。ハンドル下部のフラット部分がかなり後ろに伸びた独特の形状を持っている。この形状に惹かれたのは、そのフラット部の長さとトップ部の短さによる。倒したU字型ではなく、倒したJ字(長いほうが下になる)型になっている。この独特の形状によってステムからプレーキ・レバーのブラケット位置までが、通常デザインの製品より20mm以上短くなる。こうしたショート・リーチは昨今の流行のようで各社が品揃えを始めている。

 FSAの「WING COMPACT」は、リーチ長80mm、このためドロップパイプの下部が長く感じられるのだ。

 私の乗車時の手の位置はブラケットを上から押さえる体勢の状態なので、その姿勢にピタリとはまる。この製品に交換する結果、遠かったハンドルの握り位置が近くなり、広かった両手の幅が適正に調整される事になる。
ページTopへ移動
ショートリーチハンドル FSA社製「WING COMPACT」 ショートリーチハンドル FSA社製「WING COMPACT」

<交換の手順>

 パーツ交換の道具は携帯工具で用が足りる。ただしステムとの接合ではトルクが必要になるので4mm、5mmのアーレン・キーくらいは携帯用ではなく通常ツールを用意しておいた方がいいだろう。ハンドル・テープ切断用の良く切れるハサミと、それをハンドルに留めるためとブレーキ用のアウター・ケーブルをハンドルに留めるためのビニール・テープは必需品だ。さらにブランケットを外して付け替えるので、そのための道具(5mmアーレン・キー、ブランケット・ゴムを抉るためのマイナス・ドライバー)も必要だ。

 一番大切なのは、使っているハンドルに巻かれたバー・テープは再利用ができないという点だ。だから、新しいバー・テープが必要になる。この際なので、雰囲気を変えるために前のものと傾向をまったく変えてみるのも良いかもしれない。新しいバー・テープの用意を忘れてしまうと、せっかくバーを付け替えたのに作業が完了しない、というしょんぼりする結果になってしまう。

 手順は以下の通りだ。

 まずハンドルを外す訳だが、ハンドルをステムに付けた状態で巻いてあるバー・テープを外したほうが作業性が良い。自転車自体の購入から日が浅いので少しもったいない気がするが、(テープ交換を含めた)ハンドル交換に踏み切ろう。

 バー・テープを留めてあるビニール・テープを外して、ハンドル中央部からテープを外していく。最後はエンドキャップを外して取り外しの準備が完了する。(新たにバー・テープを巻く場合はこの手順の逆で、エンド部から上方へ巻いていく。)次にハンドルに留めてあるブレーキ用アウター・ケーブルのテープを剥がす。そしてプラケットを取り外す。最後にハンドルそのものを外す。ハンドル・クランプは4本のボルト(交換した私のステムは4mm)で留まっているので、これを順番に外す。ステム上部のアンカー・プラグ(真上にある6mmのボルト)は緩める必要はない。ハンドル・バーを保持するクランプ部分が外せればいい。

 新しいハンドルの取り付けは、外す作業の逆手順だ。ただし、テープを巻く前にブラケットの位置とハンドルの送り角を充分に調整しよう。だから作業としては2種類(2段階)ある、という姿勢で臨むべきだ。

 ハンドルの交換・調整がひとつ。そしてバーテープの巻きつけ作業がもうひとつ。あせらずに順番に片付けよう。調整を充分にしておかないと、せっかく巻いたテープが無駄になる。ハンドルテープの多くはフエルト素材にコルクが混入されている。それを伸ばしながら巻きつけるので、一度巻いてしまうと再利用ができない代物だから、作業には注意が必要だ。
ページTopへ移動
ショートリーチハンドル FSA社製「WING COMPACT」

 このトップ部の短さと下部の長さが特徴的だ。下部の長さは通常製品と同じかも知れないが、印象としては気持ち長いようだ。下部は屈曲部と突端部の芯上から実測で140mm、製品のリーチ長が明示されていて80mm。するとその差は60mmもある事になる。下側がずいぶん長く感じられるわけだ。

 バー中央部(直線部:ステムで保持された中央から少し横の部分)は楕円形状に加工がされている。手を置きやす居状態になっている。真円にしないのは握り上の工夫からだろう。実に考え抜かれた素晴らしい形状を持っているといえよう。
ページTopへ移動
 ステム交換の際にも思ったことだが、人間の記憶力のすばらしさには目を見張ってしまう。ハンドル周りの調整を行うと、すぐに従来のポジションとの違いが判るはずだ。テープを巻く前に充分に試乗をして、気に入ったポジション(新しい感じ)を掴むといいだろう。

 違和感がある場合は、納得がいくまで、ブラケット位置やハンドル角度をまた調整すればいいのだ。

ショート・リーチ・ハンドル FSA社製「WING COMPACT」 BBBのバー・テープ 「Race Ribbon」

<バーテープ (「BBB」のゲル入りテープ 「Race Ribbon」)>

 従来のバー・テープはフエルト素材で、天然コルク入りのもの。コルクの混入には意味があって、衝撃を緩和し汗を吸収するための工夫からだ。黒い素材に薄茶色の粒が散りばめられて程よいアクセントになっていた。こうしたハイテク仕様を見ていると、遠い昔に巻いていたコットン・テープがいかにも貧弱だったと思われてきて、隔世の感がある。

 新たなバー・テープはオランダを本拠とする用品メーカのBBBブランドのもの。このブランドもGT同様にRiteWayが国内販売の代理店となっている。だから、大抵のショップで入手できると思う。

 「レースリボン」という商品名の手ごろなもの。

 パッケージには「ジェル入り:最大限の衝撃吸収性」が謳われ、このためグリップの快適さがもたらされる、という。さらに、このテープにはゲルだけでない。素材自体に合成コルクが混入されている。これは天然素材と異なって伸縮性に優れ、かつ初期性能がずっと維持され、さらに強力な耐水性と耐汗性を持っている、という。まあ、パッケージの表に書かれたメーカ推奨を読むと良い事づくめのようだ。

 この商品は実に親切で、パッケージの内容を見ると「エンド・キャップ」と「テープと同一素材のブラケット部用テープ」、それにバー・テープを留めるための「ビニール・テープ」が同梱されている。エンド・キャップはBBBのロゴの浮き彫り入りで銀色のメッキが施されていて、ビニール・テープは同色だ。このセットだけでハンドルの模様替えは事足りて、何か別の用品を用意する必要が無い。

 まあ、目立つ銀メッキのキャップは好みの分かれるところだろうが、配慮の行き届いたパッケージングだ、と思う。内容の割には価格もさほどではないので、イメージチェンジを思い立った場合などには打ってつけの商品だろう。

BBBのバーテープ ゲル・コルク入り

従来のテープは黒。それに天然素材のコルクが混入され、淡い茶色の粒がアクセントになっていた。

今回のテープは、だから白にした。まるで、イメージが変わるに違いない。
BBBのバーテープ ゲル・コルク入り
ページTopへ移動
ハンドルを外す ハンドルを外す

 ハンドルからバー・テープを外す。ブレーキのアウター・ワイヤーがハンドルにテープで留めてある。新しいハンドルでも同じようにアウターを固定する必要があるので、ハンドル軸に対するアウターの保持位置をよく見ておこう。

 ブラケット部分のテープを外す。写真のハンドル・テープは納品時のままの素の状態だが、ブラケットの根元はテープが襷掛けで巻かれている。こうすれば、ブラケット根元の保持金具やハンドル金属部が完全に隠れる状態になる。新しいテープの巻き方の参考にしようではないか。

 ブラケットは少し固めのゴムなので、力を入れてめくり上げると写真のような状態になる。

 ブラケット保持金具を外すには、ブレーキを握ってブラケット内にあるボルトを緩めるのが一般的だが、私のブラケットはその外側にボルトがある。サイドのゴムを根元からではなくレバー方向(上方)からめくると、ハンドル留め金具のボルトが現れる。これは5mmなので、長めのアーレン・キーで開放する。5回転ほどさせれば、緩くなってハンドルからブラケットを引き抜く事ができる。

 私の物の例のように、SHIMANO製品でも固定ボルトの位置はグレードによって違うようなので、よく位置を確認して開放しよう。

ブラケットを外す
この位置(親指の先)に固定ボルトがある。
ブラケットを外す
ページTopへ移動
ブラケットを着ける

 新しいハンドルをステムに仮止めする。クランプ部のボルトは4mmだが、4点保持になっている。このため、各ボルトを十字の対角順序で均一に締めて行く必要がある。

 この段階では、ハンドルの下側のバーが地面に水平になる位置で締め込んで留めることにする。このハンドルは、センター部分の後ろ側に白いストライプが数本入っている。ステムへ取り付ける際のセンター位置を見極めるためのゲージだろう。これを利用してハンドル・センターを確認する。

 ハンドルの位置が決まって仮止めができたら、外したブラケットを着ける事になる。この作業で乗車時のポジションが決まるので、慎重にブラケットの取り付け位置を決める。

 ハンドル上面の直線部(中央横)は楕円状になっているので、これがほぼ地面と水平となる向きでハンドルを仮止めしたが、その状態だと、下部のバー先端も前側の曲部へと至る上部も、ほぼ水平位置になる。ブラケット上部がハンドル上部と直線になるようにブラケットを留めるのが定石だ。しかし私の場合は、その位置より気持ち上向きになるポイントで留める事にした。

 調整は、各部のボルトを締めこんで、試乗して追い込んでいく事にする。このため、まだバー・テープは手当てしない。少し乗ってみて新しいハンドル全体の感じを確認しようと思っている。

ブラケットを着ける ブラケットを着ける
ページTopへ移動
ブランケットの調整
ブラケット位置を調整する。
ブランケットの調整

 新しいハンドルはステムに仮止めした状態のままだが、固定位置とブラケット位置を実際に乗ってみて確認する。

 せっかくハンドルを交換するのだから、調整はビシっと決めたいからだ。

 当初はある程度ハンドルをしゃくり気味の位置で留め、合わせてブラケットも高めの位置に調整した。少し乗ってみた感じは良かったが、長く乗る場合には、どうだろう。やはりもう少しブラケットの留め位置を下げた方が良いようだ。

 いろいろ試してみたが位置調整としてはこの辺りまで追い込んだら、もう大丈夫だろう。さて、調整も終了したので、いよいよ仕上げ作業に移ろう。

 テープを巻く作業をここから開始する。最近は緩衝用のゲルパッドが販売されている。ハンドル上部のリーチ部分にそれを置けば、巡航姿勢の際に楽ができるかもしれない。ふと気が付いたのだが、ゲルパッドの代わりに古いテープを置いてみたらどうだろう。古いテープでも乗車中に手を置く緩衝材くらいにはなるのではなかろうか。

 今回のテープ中央部分にはゲルが混入されているが、さらに古いテープを中に置けば快適かもしれない、と考えたのだ。

テープを巻く

テープを巻く。
リーチ部分に古いテープを置き緩衝材にする。
テープでの緩衝材
ページTopへ移動
テープを巻く テープを巻く

 新しいテープを巻いて仕上がりを確認する。

 進行方向右側のテープは反時計回り、左側は時計回りで巻いていく。ブラケットの根元を厚め(2重巻き)にしたが、巻き上がったハンドルの感触は悪くない。しばらく触っていると何だかその太さが気になってきた。すこし入念に重ね過ぎたようだ。なんだか、ちょっとモコモコした感じがしてフィット感に乏しい気がする。

 このテープ(BBBの「レース リボン」)は、裏面中央に両面接着テープが張られている。ただし、これがごく弱いもので、簡単に剥がす事ができる。先に「巻き直しはできない」と書いたが、この製品ならそれが可能だ。テープを剥いでも、強力な両面テープに固着してちぎれてしまう、という事がない。

 結局、なんとなくスッキリしないので、一回巻いたものを取りはずして、改めて巻き直す事にした。
ページTopへ移動
テープを巻く

 テープを一度取り外したついでに、ブラケット位置を再度確認する。

 跨って伸ばした腕を垂らして行って、ブラケットを外側から握る姿勢に上体を屈めて、親指を内側にして軽く手を置く。肘を曲げて緩やかに握った時に手首が上下に曲がってなく、真っ直ぐならば適正位置が出ている、という事になる。

 巻き始めのバー・エンド部分のテープの余らせ具合も少し短めだったので、そこも手当てする。テープの1/2ほどがパイプ突端からはみ出る状態で一周させて、その状態からテープを伸ばして巻き始める。ハンドル下の部分はテープ幅の1/3ほどを重ねて伸ばしながら巻き上げていく。ブラケットの根元部分は今度は2重に巻かずにそのまま巻いていく。襷掛けしてブラケット上部からは、内側から外掛けするのを止め、そのまま外側から内側へ巻いていく。ようはブラケット側からハンドル中央部を見て、反時計周りのままで巻くということだ。最初はここで反転させて、上部を時計回りに巻いたのだった。

 センター部分も、最初よりも少し短めに仕上げた。ハンドル前部にプリントされたFSAロゴが見えるくらいの位置で巻くのをやめて、バーを残した。よくよく考えたら、センターの太くなっている部分だけを残した状態では、メータなどを付けるスペースが取れないためだ。

テープを巻く テープでの緩衝材
ページTopへ移動
 このメーカーのテープならもう一度巻き直す事ができるので、作業はまったく不安なく行う事ができる。

 納得行くまで巻き直せばいいというのは、実に有難い事ではないか。結局2回巻き直すことになったが、安心して作業を進められた。そして一応、完了という事になった。

 改めて新しく付け替えたハンドルを観察したが、センター部はもっと短い巻上げでよいのかも知れない。まあ、しばらくはこの状態でやって見よう。ハンドルの向き(しゃくり角度)も少し下げたので、横から見たバランスもいい感じだ。

 ブラケットも無難な位置に納まって作業自体は成功した、といえようか。まずは祝杯といこうではないか

 酷暑の続く中なので長距離を走るのはちょっと辛いが、このハンドルなら、なんとなく少し遠くまで走れそうな気がしてきた。

テープを巻く 交換完了
ページTopへ移動
もう一度巻く 再度、テープを巻く

 「このテープならもう一度巻き直す事ができる」と書いたが、巻き直せるというのは実に便利で、私のような初心者にとってはありがたい事この上ない。

 「納得行くまで巻き直せる」という恩恵に浴して、さらにもう一度巻き直したのだった。

もう一度巻く
ページTopへ移動
 このテープは、ことによると暫くするとハンドルの金属部に固着するのかもしれないが、少量のビニール・テープさえ常備すれば外出先でも巻き直せる。

 この日も、ちょっと出かけたついでに公園のベンチで巻き直したのだった。何度も巻いていると手馴れてくるので、案外スッキリと巻き上げることができるようになる。諺ではないが、3回目にしてようやく納得できる状態になった。

もう一度巻く 再度、テープを巻く
ページTopへ移動