秋ヶ瀬公園から川越方面への分岐となる開平橋までの荒川河川敷は広大だ。
このサイクリングロードは、河川敷の外側の土手上にあるが、見渡しても川はまったく見えない。公園やキャンプ場、野球やサッカーのグランド、テニスコートやゴルフ場、教習所などが、土手の内側(川側)にある。
土手の脇の何の施設も無い場所(空き地というか野原というか・・)も、それぞれの趣味仲間達のテリトリーとして活用されている。
複数のドラムセットを並べているのに思い思いに叩く妙な人たち、三脚に望遠レンズで放列をつくる人たち、もっと判りやすいグループもある。ラジコンカー、スポーツカイト、ヘリコプターやグライダーなどのサークル、などなど、種種雑多だ。
ちょっと、休むつもりで自転車を降りて草原で寝転んだら、綺麗に滑空するグライダーを見つけた。フワっとした印象で静かに飛ぶその姿は、実に魅力的だった。空に飛ばすラジコンとしてはヘリコプターやアクロバット用の飛行機もいいが、なにせそれらはエンジン音が騒々しい。
ところが、グライダーならそのエンジンが無い。空に浮く姿や静かに流れる機体の様子があまり感動的だったので、何枚か写真に撮ってしまった。
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