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2009.05.17
与野公園 「バラ祭り」

アクセス;
 JR高崎線(宇都宮線、京浜東北線、埼京線)

カメラ;
 PENTAX K10D

レンズ;
 PENTAX FA 135mm F2.8
 TAMRON SP 18−50mm F2.8 AL

三脚;
  K10D:カメラの手ぶれ補正にて、三脚は不使用

 (画像添付時に約70%程度に圧縮)


 前にも書いたが「バラまつり」は「お祭り」だから、会場の「与野公園」は非常に混雑する。

 さほど遠くからは来園してはいないだろうが、もともと「与野」は市域がコンパクトだから、旧市内の花好きの人達はこぞって集まっているだろう。「さいたま市」の中央区が旧与野なのだが、周りを取り囲む大宮や浦和など、周辺、近隣からも集まっているようだ。

シュベール・バルク
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 バラ園の前の森では「舞台」が設営されて、沢山の演目が催されているし、その周りは屋台が連なって実に賑やかだ。

 この日の屋台は、ことによると「与野夜まつり」(2008.07.20 「与野、夜祭り」)よりも数が多いかもしれない。秋口に区役所前(JR与野本町駅周辺)で行われる「中央区民祭り」よりも確実に多い。子供向けの「くじ」や射的(しゃてき)の店が多いが、勿論、大人向けに生ビールや焼き鳥の店なども何軒もある。

凛

 与野公園の「バラ園」(2009.05.10 「バラが咲いた」)は、二年ほど前から養生されていた。

 長年の疲れを補うための改良工事だ。土壌の入れ替えだけでなく、株そのものも入れ替えたらしい。勿論、すべてを入れ替えた訳ではないが、一部の種類はごっそり入れ替えたらしい。

 このため、薔薇の花は勢いを増した。まるで見違えるほどに元気になった場所もある。管理は緻密で充分に手当てがされているが、春や秋に綺麗に咲きそろうようにするには、それでも不足らしい。
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モロキュウ 玉こんにゃく

 「バラ園」から、一歩離れるとそこはお祭り気分がいっぱいの、さまざまな屋台が連なっている。一通り確認しようなどと考えると、広い公園内のほぼ全域に広がっているので大変なことになる。

 多くは、的屋さん(露天商)達の出店だが、バラ園との境界部分は一応主催者からのお声ががり的な店が連なる。ライオンズクラブや授産施設の店であったり、JAさいたま(農協)や育成会の店であったりだ。そのため、この区域の店の値段が一番良心的だ。

 早速、「モロキュウ(きゅうりともろ味味噌;100円)」と「玉こんにゃく;300円」を買い込んで休憩する事にした。
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美味しそうな焼き鳥 上海天心味麗

 焼き鳥の店が「南側広場(アスレチックなどがある区域)」にあった。この広場はバラ園とは車道を挟んでいるので、与野公園とは別な感じがするが、こちらも園内であり、お祭りの会場となっていた。小さなステージがあったが何もやっていなかったので、すぐにバラ園側へ戻った。

 その「南側広場」に一番近いところに「上海点心味麗」という店が出ていた。本格的な塩焼きそばと餃子が調理されていてにぎわっていた。隣は「日韓ふるさと家」でチジミやトッポギなどが調理されていて、実に迷うコーナーになっている。中華料理や韓国料理の屋台料理は気取らず美味しいので、大好きだ。
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イブピエアッチェ

 例年、母の日にプレゼントする薔薇の花のスケッチを描き(2006.05.14 「紅い薔薇咲く公園にて」2007.05.13 「咲き誇る薔薇(与野公園})に行き、お祭り自体は敬遠していたのだが、今年は友達と誘い合わせてこの二日間通しで出掛けていった。

 さすがに五年生だ。物日に父親と出かける、という機会はどんどん少なくなって行くに違いない。

 私は、バラ祭りの混雑が苦手なので、どうしようかと思っていたのだが日曜日になるとムクムクとお好み焼きなどの屋台ものが食べたくなって、結局ひとりで出掛けて来てしまった。
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イブピエアッチェ

 この両日、市の職員の人だろう。作業服に身を包んだ年配の方達がバラ園のほうぼうに立っていた。

 その人たちを捕まえて、来園者が質問している姿を見かけた。小耳を立てると、多くは薔薇への手当ての方法で、職員の人はよどみなく丁寧に手法を説明している。

 薔薇の世話、英国などでは薔薇の世話が老後の主要な趣味であるが、一筋縄ではいかない手ごわいものらしい。綺麗に咲かせるには、季節を通じて不断の世話、それも愛情あふれる手当てが必要だろう。

夢香 夢香
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アンネの日記

 ところどころに控えめに立っている職員の人達。

 わが子を見守る親のように、薔薇を見守り、そしてバラ園を楽しむ人々を見て満足している。考えてみれば、この両日は、あの人達にとって「一年を通じての晴れ舞台」であった。
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南魚沼郡 六日町の銘酒

 さて、新潟の魚沼郡は「コシヒカリ」の一大産地だ。米が好い為か日本酒が美味しい。

 「越後杜司(えちごとじ)」と呼ばれる専門の集団がいて日本酒の蔵仕込みを指揮・管理する。その醸造倉でのいわば主だろう。当然、広域に散っているが、地元は別格であろう。

 「八海山(はっかいさん)」は六日町にある山で、長大なコースを抱えたスキー場がある。何度か滑っているが、長い斜面に雄大なスケールでコースがある。たしか、3キロメートルほどはあったと思う。こちらでは人気のある地酒なので、値段も地元の流通価格よりも高く、こうした機会の直売では安く買える。それに普段は変えないワンカップもある。実にこの「幟(のぼり)」を見ると嬉しさがこみ上げる。

 今年は、NHKの大河ドラマが「天地人」、上杉の忠臣「直江兼続(なおえ かねつぐ)」が主役で、土地の英雄だ。販売所のテントでは、ドラマにあやかったポロシャツなども売られていた。作戦は「関が原」での決戦がわずか一日で終結してしまったため、挫折・頓挫してしまったが、日本史上の If である。もし決戦が長引いていれば、もし西軍が勝利していたら・・・。最上領に攻め込んだ上杉軍の戦闘自体はあまり芳しくは無かったが、長期戦となれば判らなかったと思う。

越後豚 直江兼続(なおえ かねつぐ)にあやかる
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盆栽や鉢植え 屋台の様子

 さて、バラ祭り。大層な人混みなのだが、ひとつ驚いたことがある。何人かの人が大型犬(大人ほどの体長があるものもいた)や中型犬を連れ回していたことだ。

 家族を群れとしてその中の一員として暮らす習性のある犬にとっては、大変なストレスだろうと思う。なぜ、屋台の並ぶ人混みの中に犬を連れ出すのだろう。そのあたりの志向が判らない。

 「公園での散歩」といっても人混みの中を縫うようにして歩かなければならない。あの犬連れの年配者達は、本当に我が犬のことを理解していたり、思いやっていたりするのだろうか。

 少年の頃、高校生まで何匹かの犬を飼っていた。その後社会人になって一時、数年間飼ったことがある。(冬の雪の積もる田の中に何かを見かけた。よく観ると捨てられていた子犬で、それを拾ったのだった。)

 その当時、旅行といえば犬を預け、普段の散歩では人の歩かない夕方とかを選んだ覚えがある。小学生の頃は神社の境内やお寺など、その後は田や畑の間などを散歩したのは田舎だったからだが、人の集まる公園を散歩させることはなかった。ましてや、人混みに犬を連れ出すなど、考えられない事だったのだが・・・。
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不況を反映してゲソが沢山 大判焼き

 どうも「花より団子」になってしまう。

 これは、私が飛び切り「屋台物」に弱いためだ。特に小麦粉製品。目にするとこれを食べずにはいられない。お好み焼き、大判焼き、たこ焼き、などだ。普通、お好み焼きは500円だが、大判焼きは200円。大きさが違うから当然だが、今回見つけたのは、この店。ここは「二枚なら300円!」と張り紙が出ていた。売れ行きが悪いわけではないのになぜ安くしているのだろうか。惹かれて二枚を買ったが桜海老が豊富に入っていて美味しかった。

 話は外れるが、「桜海老(さくらえび)」は今が旬だ。

 駿河湾が特産で、生で食べるには静岡、焼津(やいず)などに行くしかなかった。ところが先日、さいたま新都心の寿司屋さんでこれを食べた。この時期、富山湾の「蛍イカ」、神奈川(藤沢など)の「シラス」など、美味しい初夏の味がいっぱいだ。「カツオ」なども走りだし、もう少しすると「アジやしま鯵(金谷では黄金アジという特産品があがる)」などがひときわ美味しい時期になる。さいたまに住んで嬉しいのは、海が無いのに市場や流通の関係で新鮮な魚が楽しめることだ。

マヨネーズがたまらない 大判焼き
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友禅

 一通り食べて満足したので、「バラ園」へ戻ってもう少し写真を撮ろう。

 魚の旬、美味しいのは当たり前だが、薔薇の花も今が旬だ。秋のピークまでの間は元気が無くなるので、今が一番活力がある。目にするどの花弁からも生命観があふれ出している。

友禅 シュベールバルク
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 先週、公園へ来た時にはもう少し穏やかに咲いていたように思う。

 いや、今日は朝方に雨が降った。土も濡れているが、花弁や葉も濡れ、中には雫が残っている株もある。天気が良くなって、晴れ間も覗く様になったが、土が湿ったために日光で乾ききることが無く、瑞々しさが保たれている。

 そのせいだろうか。日中に写しているのに花に余裕がある。潤っていると言っても良いかもしれない。当初、日中の撮影なのでどうかと思ったが、どうやら朝方の雨は天恵であった。

バリオリーナ
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サンフレアー
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 子供は普段、お金を使わないが、この両日は別だ。

 貯めた小遣いを引き出して、何にいくら使うかを綿密に計算していた。「くじ」と「おかず」を買うと言っていたが、持って行ったお金は足りたのだろうか。

 「くじ」といっても300円を超えるのだが、子供の目当てはそのくじが中心らしい。エアー・ガンやカード(デュエルxx)などが当たりだ。

舞遊連の人達 舞遊連の人達

 一日目はカードを引き当てたらしい。そのくじのおまけに日本刀を貰ったといっていたが、果たして本当だろうか。

 「日本刀」はプラスチックに銀色メッキがされていて20cmほどのものだ。アニメの「銀魂(ぎんたま)」を最近はよく見ているようだが、そのせいか、これが意外に気に入ったらしい。盛んに抜き方や差し戻し方を練習していた。


 くじ300円、からあげ300円、げそ足100円が、一日目に買った品目なのだそうだ。昼は家人がおにぎりを持たせたので、「からあげ」はそのおかずという意味であったらしい。

 公園手前にあるイオンショッピングモールの惣菜コーナーで買ったらいいじゃないか、と無粋な事を言ったら、「子供だけでイオンへは入れないシー。そういう決まりだシー」と妙な節を付けて言い放たれてしまった。

舞遊連の人達 プログラム
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 二日目の待ち合わせ場所を電話している声が聞こえた。

 「あのね。500円はお金がいるよ。そうじゃないとなんもできないから。」といっていた。その「なんも」は多分くじのことだ。二日目はライフルのような大型のエアー・ガンを手に入れてきた。

 家人に早速「友達とこれで遊んではいけません」と怪我させる危険への配慮から禁止されてしまったが、ガンを片手にはしゃぐ姿を見てしまった私としては複雑な気持ちがする。

相談 対決?

 公園へ薔薇を撮りに出掛けたが、幾人かの友達たちとご機嫌で遊ぶ子供の姿を見つけた。

 確かに私達のころの「銀玉鉄砲」とは根本的に威力が違う。ゴーグルを着けていなければ失明の危険さえあるだろう。

 こうした遊具にはルールが必要で、それを遊びの中で作り上げて自分達で定める事も大切なのだが、それでも起こるのが事故だろう。そのことを思えば、やはり禁止は仕方がないだろう。
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