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アクセス;
さいたま市中央区;南浦和の埼大(国立埼玉大学)通りから
カメラ;
PENTAX K10D
レンズ;
PENTAX DFA100mm F2.8 マクロ
PENTAX FA28−70mm F4
三脚;
K10D:カメラの手ぶれ補正にて、三脚は不使用
(画像添付時に約70%程度に圧縮)
温かい春の日が続く。
のどかな休日にポタリング(自転車散歩)で、浦和の「秋ヶ瀬」の河川敷(2007.08.05 「荒川 のんびりと過ごす週末」)へやってkita来た。
我が家からは、一旦「鴨川(かもがわ)」べりへ出て、そのまま南下して埼玉大学のある辺りまで進む。そこから、新座側へ行けば荒川に出会い、広大な河川敷の公園となる。鴨川べりの道は、このあたりでは珍しい未舗装路(とはいえバラス道)で、自転車ではちょっとガタガタするが、のんびり感は一杯だ。
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FA28−70mm F4 1/160 f4.0
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「鴨川(かもがわ)」は良く出掛ける「水辺の里公園」(2006.09.24 「彼岸花の様子」、2007.10.21 「初秋の散歩」)がある荒川水系の支流で、
今日の目的地の「秋ヶ瀬」を過ぎたあたりで荒川に合流してしまう。だから、川自体の流域はごく短いものだ。
与野では熱心にこの岸辺の自然を保存・再生していたが、その景観は「秋ヶ瀬」周辺まで来ると単なる都市河川になってしまう。浦和にとっては荒川が主役であり、その広大な河川敷を充分に整備しているので、このちいさな川まで手が廻らないのだと思う。
しばらく、バラス(アスファルトでは舗装されていないが小石が敷き詰めてある)の道で、一種の舗装状態なのでさほど走り辛くは無いが、それでもしばらく乗っているとお尻が痛くなってくる。
丁度、素晴らしく咲いた梅の木の脇に、下草がお誂え向きに生えている場所があった。
見事に咲く梅の写真を撮ろうと自転車を止めて後ろを見やると、すでに子供は一休みの体勢に勝手に入っていた。コンビニで買った「麦チョコ」の袋を子供の自転車の前カゴに入れていたのを、私はすっかり忘れていたのだ。
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タンポポの鮮やかな黄色い花が下草の脇に咲いていた。
最近眼にするタンポポは帰化植物の「西洋タンポポ」が多いが、これは地に這うように咲いている在来種だ。違いは額の付き方にあり、両方の咲く様子を見比べると違いが判る。
在来種は余り見掛ける事がなくなってしまったが、背が高く、争って咲いている男性的な様子がない。周りに馴染んで、しとやかに咲いているように感じられる。
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「秋ヶ瀬」の河川敷の公園内の土手の南側にも、タンポポが綺麗に咲いていた。
公園の区画(ピクニックの森、運動公園、野鳥の森、アスレチック広場、各種グランドなど)をブロックごとに切るために作られた土手なのだが、斜面一杯に咲いていた。
しばらくの間、こっちの花が綺麗、あっちが沢山咲いている、ああでもないこうでもないと、二人して黄金色に輝くタンポポの花を写した。
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コンパクトカメラで花を写す
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「秋ヶ瀬」の河川敷は広い施設(20080309 「秋ヶ瀬への自転車散歩」)で、森になっている部分が静かで野鳥が多い。あまり目立ってはいないが、森を注意してみると三脚上にガッシリとしたフィールドスコープを乗せたバードウォッチャ−や双眼鏡を手にした人を見つけることができる。
前に書いたが、この公園はブロックごとに<同行の士>が集うようなのだ。
公園の区画でほぼ色分けされる。ドラム集団、猛スピードのラジコンを巧みに操る一連のおじさん達、モトクロスバイク、などが主だった集団であり、バードウォッチャーなどはどちらかといえば少数派だ。場所が固定されておらず、鳥を追って移動を繰り返す、あたかもボヘミアンの色が濃いためかも知れない。
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静かな森で、鳥の声が聞こえた。
声が移動する木々を見上げたが、私はついに野鳥の姿を眼にすることは出来なかった。仕方が無いので、ふかふかした森の床に寝転んで樹や草を眺めてみた。下から見上げる梢は高く、草の生えた森は大層広かった。
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森を抜けて帰るときに、樹林脇をみやると、「ヒメオドリコソウ」の群落を見つけた。
帰化植物だが、すっかり馴染んでいるのでその植生に違和感がない。しそ科の春草で、名前を付けた人の抜群のセンスに敬意を表せずにはいられない。
それは、淡い光の中で踊り子達が出番を待っているドガの絵のような、清楚な雰囲気が溢れている。
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うららかな春の光の中を、
のんびりと自転車に乗って散歩した。
荒川沿いに広域サイクリングロードを戻ってきたが、大久保浄水場の近くの畦道でナズナが咲いていた。
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