何年か毎にひどく痛み出す年がある。きっかけは春先の不用意な寝違えなどだが、それが二ヶ月ほど続く深い痛みに繋がる。こうした年には毎日通院して治療するのだが、梅雨が明ける頃にならないと決して良くはならない。早い話が持病なのだと思う。
憂鬱な気分を晴らしたいと思うのだが、襲い来る鈍い痛みには容赦が無い。結局、なんとか誤魔化すしかないので、ぬるめのお湯に長めに浸かったり、いろいろと工夫する。だからこの時期は日帰り温泉に頻繁に行ってしまう。
梅雨の時期は鬱陶しさのほうが多いのだが、この時期ならではの愉しみも、実はある。道脇に咲く紫陽花がそれだ、といえよう。
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