まずは、いつもの「水辺の里」公園へ行ってみることにした。花の咲く河岸を散歩しようと思う。
稲田の明るい緑が日を受けて眩しく輝いている。田の畦は河原に向かう小道になっているが、厳密には「遊歩道」ではない。脇に稲田や花畑があり、そのため何時も散歩気分で歩いているが、本当のところはどうなのだろう。道路から続いてこの土の小道になるが、ひょっとすると公道ではなく私有地かも知れないがはっきりとしない。
小道にはエンコログザ(ネコジャラシ)や小さくて可憐なムラサキツユクサ、アカツメクサなど、夏の野草が咲いていた。日差しは今日も強烈で、容赦なく照り付けているが、河原に近いし水田もあるので風がよく通る。日陰になっているという訳ではないが、この小道は案外に涼しい。
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