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2008.01.20
冬茶を味わう (01.23 追記)

アクセス;
 JR京浜東北線―与野駅、さいたま新都心駅 (高崎線、宇都宮線―さいたま新都心駅 
   または JR埼京線―北与野駅)

カメラ;
 RICOH CAPLIO GX−100 24−72mm F2.4

 PENTAX Ist−D
 PENTAX K10D

レンズ;
 PENTAX DFA100mm F2.8 マクロ
 PENTAX FA28mm F2.8 AL


 (画像添付時に約30%程度に圧縮)

 寒波到来で都市部でも初雪が報告されている。二十四節句でいうと、季節は「大寒」だ。<寒中>真っ只中で、小寒のころと打って変わって寒い日が続く。

 どこかに出掛けるのも億劫で、こんな寒い日は家で寛ぐに限る。猫のように丸くなって過ごすのが丁度良い。

お好み焼き  お好み焼き
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 今年は山沿いでは雪が多いらしいが、土曜日のニュースでは、ついに北海道で氷点下30度を記録したらしい。

 氷点下も30度までになると戸外はダイアモンドダストが輝く世界だろう。ダイアモンドダストは、空気中の水蒸気が氷結して地表近くの空中できらきらと輝く自然現象だ。ダイアモンドツリー(氷結した結晶が円柱状となって現れる)も見られたようだ。

 関東でも寒波到来で、気温が大分下がっている。歩いていても耳が痛くなるほどの寒さだが、去年に比べると今年の冷え込みの方が強い気がする。

 こんな寒い週末は、なかなかカメラを提げて出掛ける、という決心がつかない。

お好み焼き お好み焼き

 少し前までならばスキー場を目指して血が騒いだに違いないが、もう随分とゲレンデを滑っていない。

 年間で20日以上、しかも早朝からナイターまでスキー場をハシゴしたり、スキー場の駐車場で夜明かしまでして熱中したのが、夢のようだ。今ではスキー場に向かう道や帰りの渋滞を考えただけで、「行こう!」という気力が萎えてくる。

 遠いゲレンデに思いを馳せるが、やはり家で昼から入浴したり、台湾のお茶を楽しんだりして、ゆったりと寛ぐに限る。

 都電荒川線沿線(20071008 「都電荒川線に乗って(町屋)」)の「もんじゃ焼き」にまた行きたいと考えていたが、以前愉しんだ「信八屋」さんが先日テレビの特集で放送れたばかりらしい。  だから、今週はきっとお客さんで混雑していて、店に入るのさえ難しかろう。そんな訳で、今日の昼は家で「お好み焼き」を楽しむことにした。

お好み焼き 故郷、前橋で買い込んだソーセージ。

「高崎ハム」は
群馬のソーセージ会社で、
あらびきソーセージはとても美味しい。
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霧敷川のカワセミ カワセミ

 以前、霧敷川を散歩していて、カワセミを見た(2007.03.31 「霧敷川の桜」)ことを記載したのだが、何回か試みたが写真に撮ることはできなかった。

 今日の散歩で、やっと撮影することができた。200mmの望遠レンズを持っていけばよかったが、生憎、散歩の際には100mmのマクロレンズしか望遠域のレンズの手持ちが無くて、掲載したのはそこからフレーミングしているのでいまひとつ不鮮明なものになってしまっている。写真としての写りは仕方が無いとお許しるs願うのだが、「カワセミ」の存在は私の思い込みではない事がこの写真で証明できたものと思う。

 川面が灰色になることも多い、生活排水が溢れるような川なのだが、多くの鴨や白サギ、そしてこのカワセミなど、河川の環境を保全するに充分な野鳥が生息している。
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シラサギ カワセミ

 先日来、記載しているが、丁度このカワセミのいる場所に掛かる「富士見橋」が明日から架け替えの工事(2007.10.20 「初秋の散歩」)となる。そしてその橋から八幡橋にいたる水路は、掘削されて拡張工事の最中だ。

 下流域の増水を考えると、何らかの対策は必要だろうが、上流での水門調整などで水害を回避するような可能性は無いのだろうか。

 今のところ、目にするカワセミは写真の一固体だけかも知れないが、これは都市河川での一つの可能性だと思う。「河川断面拡張工事」が富士見橋の大宮側に拡がるのかどうか。その計画を知らないので判らないが、充分な環境調査を工事前に行っているとは考えられない。あるいは、現環境などはじめから問題にしていない可能性もある。

 なんとか環境的な保護を働きかける方法は無いのだろうか・・・。
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さいたま新都心 さいたま新都心

 その後も散歩を続けて「さいたま新都心」まで行ってみた。当初の目的地は、「大宮第二公園(2007.03.04 「春を告げる」)」であり、そこで早く咲いている梅の花を撮ろうと考えていた。大宮公園へは、自宅からなら自転車で行ってもOKなのだが、この寒波の到来で敬遠して「歩き」にした。

 ただ、さいたま新都心に隣接するショッピングセンターの「コクーン」まで行ったら、なんだか気持ちが萎えてしまった。そもそも、ショッピングセンターで寄り道したのがいけなかった。

さいたま新都心の妙に丸い石 散歩の力の秘密(おやつ)
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台湾茶のフェアー 台湾茶

 「さいたま新都心」のショッピングセンターには、いつも利用しているお茶屋さんがある。「LUPICIA」という台湾茶も扱っている茶葉の専門店だ。

 季節ごとに入荷する台湾産の中国茶の茶葉を、この店で購入している。そろそろ「冬茶」のシーズンなので立ち寄ってみた。

 台湾のお茶は、春、秋、冬と旬があり、同じ銘柄でも冬茶(11月から12月の収穫のもの)はまろやかで香りが良い。だから、私は春茶のほかにこのシーズンに入荷する冬茶を楽しみにしている。

 この日は、丁度、「台湾冬茶の特別セール」が開催されていた。台湾のテイスター(評茶員?)の方による試飲会が開かれていた。丁寧に蓋碗で淹れたお茶を楽しませていただいた。
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去年の早春茶 去年の冬茶

 LUPICIAでの試飲は初めてになるが、普段気になっていた種類の茶葉の香りも味も、今日は確認することができた。

 店オリジナルの蓋碗で、手早く1煎目から2煎目、3煎目までをテイスティングさせてもらった。「評茶員」の方が淹れてくれたのは、「杉林渓 烏龍」、「阿里山 烏龍」などの<高山茶>(極品)、「文山 包種」、「東方美人」などだ。色々と話をしている内に、これをお試しあれ、と薦められたのが東方美人の「古式龍眼焙煎」だ。

 最初に味わった「杉林渓(シャンリーシー)烏龍」も爽やかなのど越しで素晴らしかったが(阿里山と同じ金宣種の高山茶)、最後に頂いた「東方美人」は忘れられない味だった。「東方美人」は普段飲んでいる爽やかな喉越しのお茶だが、その味とは少し違っていて、試飲したものはマスカットのようなフルーティな甘い香りがあった。四煎目までの異なった味わいが楽しめた。

 なんという表現が良いのか難しいが、いつもの東方美人での4煎目くらいで感じるまろやかさが初めからあり、しかも浮遊するような甘い香りに包まれていた。
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購入した冬茶 購入した冬茶

 このお茶は、台湾で名人(劉氏)が焙煎しているという事だが、このように焙煎できる人は他にいないらしい。

 今のところ、このお茶を日本で味わえるのは同社の商品のみであり、完全な「独占」との事だ。さらに話をしてみると、名人の息子さんはその技術をあまり継ぎたくなく、今後の伝承が途絶えてしまうかも知れない、との事だった。

 今、味わった甘味は、ことによるともう味わえないかも知れない。高級すぎて多分購入することは無いだろうが、この立ち昇る香りや芳醇な味は、しばらくの間は忘れることはできないだろう。
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田の畦のホトケノザ
田の畦の「ホトケノザ」

<01.23 追記>

 例年、このあたりでは2月に入ってから降雪がある。

 積もることはめったに無いが何年かに一度、雪が残って積もるほどになる年がある。

 関東の山沿いの各地では、今年は雪が多いと言われている。スキー場でも、雪不足で人工降雪機に頼る、という必要が無く天然の良質な雪が積もっているようだ。

 ここ数日は寒波襲来といったところで、寒い日が続いたが、とうとう今日は雪が降った。大分激しく降ったが、積もることにならずに済んだのが幸いだった。
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雪積もる山茶花 道沿いの山茶花

 歩いている道沿いの山茶花も、霧敷川も、美しい雪景色に染まっている。

 いつもより早く家を出て出勤途中で写真を撮ったが、静かな景色が心に滲みた。

 折角なので、霧敷川沿いを大宮側へ向かって少し歩いてみたが、そこで私は鴨の仲の良いつがいを見つけた。その二羽は、雪が降って、その結晶が次々に溶けてゆく川面を見つめていたのだった。

 なんだか、鼻の奥がジンとして来た。それが寒さのせいなのか、あるいは年のせいなのか、ちょっと判らない。

 少し暖かい気持ちになって来た朝だった。

霧敷川の鴨  霧敷川の鴨
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