写真・水彩のインデックスページへもどる写真・水彩 のページへ    Top Pageへ移動 Top Pageへ移動          このページを閉じる 閉じる

2008.10.13
コスモスを追いかけて

アクセス;
 さいたま市中央区

カメラ;
 PENTAX K10D

レンズ;
 PENTAX DFA100mm F2.8 マクロ

 PENTAX M40mm F2.8 パンケーキ
 PENTAX M50mm F4 マクロ
 PENTAX A50mm F1.7


三脚;
  K10D:カメラの手ぶれ補正にて、三脚は不使用

 (画像添付時に約70%程度に圧縮)


 コスモスを見に「鴨川(かもがわ)」へ行った。

 いつもの「水辺の里」公園の周辺を自転車で回った訳だが、今日は何時もよりもう少し浦和寄りから回ってみることにした。

川岸のコスモス
ページTopへ移動
川岸のコスモス 川岸のコスモス

 鴨川べりのウッド・デッキや野鳥観察のトーチカが設置された場所からは2、3Kmほど浦和寄りの場所になるが、川岸にはコスモスが沢山植えられていて、秋の陽に花弁が輝いていた。

 全体としては、そこを手始めにして「水辺の里」まで行って対岸に渡り、そこからずっと岸辺の小道を戻ってきた。最初の岸辺、ウッド・デッキ周辺、水辺の里、とそれぞれ違う場所に咲く沢山のコスモスが咲いていて、微妙に異なるそれぞれの様子を楽しことが出来た。

コスモス コスモス
ページTopへ移動
 淡い色の花弁と濃い色のそれを比べると、淡い色の方が優雅で好ましい。コスモスの花弁は多彩で、その辺りは紫陽花に似ている。どちらも好きなのだが、それらが好きな理由を改めて考えてみると、色の多彩さや華麗さを持ち合わせ、しかもそれが思いもしない多彩さで現れるためのような気がする。

 背景の緑と争わないような淡い色を持った美しい花弁が涼しい秋風に揺れる様子を見ていると、なんだかほんわりとした優しい気持ちになってくる。だんだんと秋が深くなっていくな、という時に漂う少し物寂しい気分も、この花は運んでくるように思う。

秋の陽を受けて輝く

 僅か3Kmほどの範囲の間にコスモスがあちこちで咲く川岸を散歩するのには、自転車の速度が丁度いい。ずっと歩くには距離があるし、車では停車する場所が無い。

 その点、自転車ならば気に入った場所で留めてすぐさま撮影が出来るし、思う存分に休憩と採る事も出来る。川岸のバラス道の振動に疲れたら、すぐに土手から外れれば舗装道路が現れるので、山と違っていつでもエスケープルートが確保されていることになるからだ。
ページTopへ移動
コスモスの花壇 秋の陽を受けて輝く

 川岸の遊歩道沿い(2007.10.20 「初秋の散歩にて(鴨川)」)にペダルを漕いで出発地から2本目に数えられる橋を過ぎると、野鳥観察デッキが現れる。木製のテーブルやベンチがあるので、ちょっとした休憩が出来る場所だ。

 この土手から降りたところから「水辺の里」公園まで続くのが、いつも写真に撮るウッドデッキのエリア(2007.09.24 「秋を感じて(コスモス)」)

 その場所に咲く満開のキバナコスモスも美しかったが、なにせ最初の岸辺の群落を見てしまった後だ。ウッドデッキ辺りの様子も素晴らしいとはいえ、今やボリュームとしてはちょっと敵わないものになってしまった。

群落 イヌダテ
ページTopへ移動
川岸の花 川岸の花

 さて、そのウッド・デッキを過ぎれば、そこはもう「水辺の里」公園だ。

 川岸の土手には「セイタカアワダチソウ」が一杯に咲いていた。この花自体は雰囲気があるわけではなく、激しく咲いているので写すのは難しい。構図の主役とせず、背景に持ってくればよい様に思える。明瞭な黄色を提供してくれるのでいい絵になるだろう。

 もしセイタカアワダチソウだけを撮るのであれば、鮮明な色になる昼天の光ではなく、霧の日や夕方などの淡い光の中で撮ることが適当だろう。

風になびいて
ページTopへ移動
コスモス アサギマダラ

 「水辺の里」公園の花畑では、前回訪れた時(2008.09.23 「秋の入り口を追いかけて(彼岸花)」)と同様に沢山の蝶が舞っていた。

 この碧い蝶の名は「アサギマダラ」だろうと思う。蝶は種類が多いが、同じ種でも雌雄で模様が違うので判別が難しい。だから、この蝶も、実は私の勘違いで、あるいは別の種類なのかもしれない。

 綺麗にケースに収められた蝶の標本などをみるとその複雑な斑紋の様子に目が回る思いがするが、こうしてふわりと舞っている姿を目にすると採集したくなる気持ちが判る。蝶の羽根の華麗な模様は「玉虫」の信じられない色彩とおなじく、自然の造形としては飛び抜けていて、それは言いようも無く純粋に美しい。

 「アサギマダラ」は色や柄に人気があり、渡り蝶として追跡ネットワークがあり、多くの愛好家がネット上でその生態を紹介している。

コスモス アサギマダラ
ページTopへ移動
コスモス

 「水辺の里」公園から戻って、橋を渡って対岸の岸辺の道をのんびりとペダルを漕いでいたら、コスモスの一大群落にめぐりあった。川岸から住宅地までの間が荒川の河川敷のような段丘状になっていて田畑が広がっている、その広い田を埋め尽くして一面にコスモスが咲き揃っていた。

 そこで咲くコスモスは、上尾の丸山公園(2006.10.22 「大宮 花の丘公園-花の丘農林公苑、 上尾 丸山公園」)のコスモス畑の何倍もの面積があった。一反分の田を何面がつなげた状態にしているのだが、その広い面積を占めて密生して咲いていて実に驚いた。こんな場所に、これほどの規模のコスモス畑があろうとは・・・。

コスモス コスモス
ページTopへ移動
コスモス

 地域では、この場所で催しを行うらしいが、きっと、アットホームな会が開かれるのだろう。

 個々の色は勿論なのだが、群生する様子はさらに美しいことこの上ない。周りは住宅地なので少し違和感もあるが、それを補って余りある規模で色彩のきらめきが広がっている。

コスモス コスモス
ページTopへ移動
コスモス コスモス

 コスモスが終わると、そろそろ木々の色付きが気になり始める、楽しみな頃合となる。 紅葉に胸ときめく季節が、もうそこまでやってきている。

コスモス
ページTopへ移動