コイズミ無線で見かけたのは、そんな2ウェイの筺体と同じ大きさのフルレンジ用の箱だった。
およそ、30年ぶりに復刻された同社の銘機、10cmフルレンジユニットの「PE−101A」。そのための専用品として企画されたエンクロージャだという。だから、バッフル面にはそのスピーカユニット専用のマウント穴が開けられている。
<マウント部分を調整する>
そのユニット復刻企画は大当たりで、大変な人気を出した。
どの店でもユニットは多いに売れた。今は「完売御礼」の状態であるが、何とメーカは追加製造する気がない、という。このため、完全な限定品となってしまい、ユニットの在庫のある店ではプレミヤがついて販売されてもいるようだ。
ユニットは悩んでいるうちに買いそびれてしまったので、残念ながら私が手に入れることはもうできない。
区分でいうと10cmのフルレンジなのだが、実は独特の口径で設計されたものである。箱を自作する向きには問題が無いが、自作しない人にとっては市販のエンクロージャーではこのユニットを納めることが出来ない。このため、このあたりを判っているメーカが、専用設計の箱を用意した。
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